先日の参観で国語の授業を公開しました。まず、音読練習してきた詩を披露し、次にデジタルフラッシュカードを使い漢字の読みを練習し、次に新出漢字の筆順、読み、例文を確認して新出漢字をテンポよく学習します。ここまではいつものように進むので、子ども達は見通しを立てて小気味よく行動していました。

 そしていよいよ本時のめあてに入ります。何を勉強するのかなとワクワクする子ども達の視線が、教師に注がれます。「相手に分かる話し方を学ぼう」というめあてを示し、方法は「問答ゲーム」と題したところで「ゲームができる」とハイテンションになる子ども達。早くゲームがしたいとはやる気持ちを抑えさせつつルールを確認しました。「誰が、何を、どうしたか(結論)、そして、その結論を導いた根拠は何かを言い最後にまとめる。この話形を守ることがルールです。」と告げて、いよいよ問答ゲーム開始。

「あなたは国語の勉強が好きですか。」と言う質問に対して、『私は(主語)、国語の勉強が好きです(結論)。その理由は、○○○○だからです。だから私は国語の勉強が好きです。』と根拠を付け加えながら話せば自分の言いたいことがより相手に伝わると、子ども達は気づき始めました。

問答ゲームを意識させると授業の中での対話がとても知的になります。さらに根拠を常に考えるようになるとので論理的な思考力が促されます。1年後、どのように成長しているか今から楽しみです。

3年担任   北村 昌江