「困難に立ち向かう強い精神力を養う」

大きな目標の下、遠泳に向けて練習に励む 5 年生。

「今日は、 3 周完泳する!」  「足をつかずに最後まで泳ぎきる!」

一人ひとりが自分の課題を持って挑戦し、それを達成しながら、遠泳当日に向けて取り組んでいます。そのぐんぐんたくましく成長するスピード感に驚かされることもあります。

 

完泳目指して、命札に決意と命を吹き込みました。その一字の意味を聞いてみました。

 

「達成」・・・常に目標を持ち、努力をしてきたので、本番でちゃんと目標を達成するということ。大きなかべをのりこえてこそ達成感が生まれるから。

 

「努力」・・・この文字を選んだ理由は、お父さんがよく「努力しなさい」というからです。ぼくもがんばってチャレンジするという意味で努力がとてもいい言葉だと思っています。この命札や命づなに書いた「努力」を思い出して最後まで泳ぎ、みんなとさらに仲良くなって、何も悔いのない遠泳になるように頑張ります。

 

「根」・・・どんなに苦しくても根性で乗り越え、最後まで根気強く泳ぐ。その意味をこめてこの文字にしました。

「完」・・・遠泳を完泳することと、ぼくはまだ精神が弱いので、精神の完成を目指す完です。

「越」・・・つらくても頑張って乗り越えて、自分の力を出しきり完泳を目指す。

「全」・・・全部の力を出し切って、全力で遠泳合宿に向かって取り組んでいきたい。

「完泳」・・・「完泳」には、泳ぎきるという意味のほかに、苦しいことやつらいことを乗り越える意味もあると思うから。

「協」・・・みんなで協力して泳ぎ、生活することで、友達との関係が深まるように。

 

様々な思いや願い、意志のこめられた命札。くじけそうな時にがんばるパワーをくれます。

  心が折れてしまいそうな挑戦へも果敢に立ち向かっていく子どもたちの表情や、日々の日記からは、子どもたちの背中を頼もしく支え、押してくださる家族の大きな力を感じます。

 

~遠泳練習後の日記より~

今日は、参観日で、遠泳の練習をお母さんたちが見に来ました。家に帰ったら、お母さんが「がんばって泳いでたな。ママ、感動したわ。」と言ってほめてくれました。そして、「遠泳は、大人になっても一生忘れることのない経験になるし、がんばりや。」と言っていました。それからは、お母さんは、「ごはんたくさん食べて体力つけなさい。」とか、「明日水泳やから早くねなさい。」とか言います。私は野菜と魚が好きなのに、「お肉食べなさい。ごはんおかわりする?」と言います。お父さんは、「パパも見たかった。」とくやしがっていました。私は顔上げがまだできないので、Bグループになれるとは思っていなかったので、とてもうれしいです。もっと練習して長い距離が泳げるようになりたいです。

 

遠泳合宿まで残り1週間。子どもたちが自らの目標達成に向けて過ごすことができますように。

 

5年担任 宮本 知佳