5年生総合学習「平和学習」スタートです! 

 今年度も、伝統の遠泳合宿(7月)を無事に終え、目標を達成した5年生。
大きな達成感を得、また、「辛い時こそ、仲間が力になる」ということを互いに実感しました。夏休みにエネルギーを十分補給し、その5年生達が、学校に戻ってきました。

 「遠泳」の次の大きな目標は、「平和学習」です。こちらも、本校5年生の伝統と言えるくらいに充実してきました。
 9年前の平和学習の際に、広島から頂いた「アオギリ」の苗は、本校の祈りの森ですくすくと育ち、数十センチだったものが、3メートルを優に超える高さまでになり、そして、校舎改築のため、本年度より、本校の山の家学舎に移され、そちらでまた、しっかり根付いています。

 先日は、立命館大学国際平和ミュージアムに行ってきました。(写真撮影禁止のため、写真がありません。お許し下さい。)
 私達教員ですら、戦争の実体験がないどころか、その後の暮らしぶりも、本や映像や聞いた話でしか知りえません。子ども達の祖父母様方も、戦後生まれの方が殆どになってまいりました。

 そのような状況だからこそ、戦争の本当の恐ろしさを知り、また、平和の大切さ、重み…などを感じ、考えてほしいと願っています。

 ミュージアムには、貴重な資料や、映像、生活ぶりが再現された民家など多くの展示物がありました。小学生にとっては、少し難しいところもあったと思います。でも、その心配を払拭してくださった、大きな力が「ボランティア」の方々です。
 大学生の方から、お見かけするに60歳は優に超えていらっしゃる方々まで。総勢約20名もの方々が、子ども達の「これ、何ですか?」という素朴な疑問から、「どうして、日本はもっと早く戦争をやめなかったのですか?」という質問にまで、懇切丁寧に答えてくださいました。
 この場を借りて、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 これから、さらに調べ学習などを行い、そして、9月16日には広島に赴きます。子ども達は、きっと、この10・11歳の今でしか感じることができないことを感じ取ってくると信じます。暗いニュースも少なくない現状ですが、この子達こそ、真の平和実現に向けて、進んでくれると信じます。

5年生担任 田島 美穂