10月19日、1年生の大茶会が本校NDホールで行われました。テーマは「感謝」。1年生がそれぞれお客さまをお招きし、感謝の気持ちを持っておもてなししました。

本校の総合的な学習は1年生の大茶会にはじまり6年生でのディスカバリー(コース選択制修学旅行・卒業研究)にいたるまで、「感謝」「命」「平和」「生きる」をテーマに学びます。
1年生はNDタイム(総合的な学習の時間)に学んだ礼法をいかし、家族―おばあさん、おじいさん、お母さん、お父さん―をお客さまとしてお迎えし、感謝の気持ちを表現しておもてなししました。

 

今回の大茶会のテーマは「感謝」です。壇上には、本校卒業生である未生流笹岡 次期家元 笹岡隆甫先生(華道クラブ講師・サタデーアクティビティ親子華道教室講師)が華道クラブの子ども達と一緒にいけてくださった美しいいけばなが今年も飾られました。
1年生の子ども達が青々とした松葉のように元気よく健やかに成長することを願って、五葉松を花材に選び、大茶会に集う家族という船の船出を祝して、船をかたどった花器を選んだとのメッセージをいただきました。

 

まずは、子ども達がお客さまにお菓子をお出しします。前日に子ども達が作ったお菓子は「和(なごみ)」という名前です。NDホール後方の水屋では茶道サークルのお母様方がこのお茶会をサポートして立ち働いてくださっています。

 

練習してきたとおりに、お菓子をお出しすることができました。かわいらしいお菓子をカメラにおさめる方も大勢いらっしゃいました。

 
 

次はいよいよお茶を点てます。茶道サークルのお母様方から熱いお湯が入ったお茶わんを手渡していただき、熱くてもがまんしながら、注意深く運びました。

 

お客さまのために、一人ひとりが心をこめてお茶を点てました。お家の方は、孫や子どもの成長に目を細めながら、お茶を召し上がりました。また、児童一人につき、お一人しかお客さまをお招きできなかったので、ほかの家族の方々はホールの階上部分からお茶会の様子を参観されました。

 
 

この日使ったのは、子ども達が自分で絵付けした、世界に一つしかないお茶碗です。また、座布団にかけた藍染めの布も手作りです。1年生の思い出に、色紙に今の手形を押して、プレゼントしました。

 
 

来賓の方々がごあいさつくださいました。1年生の子ども達へ寄せる期待や、家族がいてはじめて自分がいるということなど、さまざまなメッセージをくださいました。

 
   
   

子ども達からのもうひとつのプレゼント、詩と歌が披露されました。
北原白秋の「お祭り」を元気よく声を合わせて唱えた後は、本校音楽科の寺下教諭の作った歌を心をこめて歌いました。聖母マリアへの祈り「めぐみあふれる」、そして両親・祖父母への感謝を表した「いのちのうふふ」です。
「ありがとう、ありがとう、このいのちのリレーを」「ありがとう、ありがとう、生まれてきてよかった」という歌声に涙する方もおられました。

 
 
 

いつもお世話になっていることのみならず、「いのちのリレー」を引き継いでもらったことへの感謝の気持ちも伝えることができました。

 

お茶会を支えてくださった保護者の皆様にも感謝の気持ちを伝えました。父母の会茶道サークル、クラス委員、本部役員、文化委員、特設委員と多くのお母様方にお世話になりました。

 

この大茶会を支えてくださった方々、お越しくださったお客さま、本当にありがとうございました。