10月14日、2007年度学院祭バザーが開催されました。

学院祭バザーは、50年以上前の本校創立の頃から続く伝統の行事です。そのルーツは、第二次世界大戦後の荒廃した日本に”教育による復興”をと、アメリカのノートルダム関係者からのバザー収益や善意の寄付で、本校設立のための費用をすべて担ってくださったことにさかのぼります。
教育のための資金を集めるべくシスターや保護者の方々が手作りの品を持ち寄って売ったことに始まったこの行事は、父母の会の皆様のご奉仕に支えられて毎年続けられています。

 
<1954(昭和29)年 本校創立時の学院祭バザー ノートルダム女学院との合同開催でした>

 
<1970(昭和45)年の学院祭バザー>

本年度の学院祭バザーも父母の会特設委員の方々を中心に保護者の皆様が力を合わせて前日までの準備を行ってくださり、お天気にも恵まれて、当日を迎えることができました。開門を待つ人々の列は正門から野々神町交差点付近まで長く伸びました。

 

子ども達は運動場にクラスごとに整列して開会を待ちました。開会後の最初のイベントは和太鼓クラブのまつり太鼓です。全校児童が威勢のよい太鼓の熱演を鑑賞しました。「ヤッサ!ヤッサ!ソーレ!ソーレ!」というかけ声とともに、皆の楽しみにしていた学院祭バザーが始まりました。

 
 

運動場の「プレイランド」では、数々のゲームが行われました。どれも保護者の方々がアイデアを出し合ってご準備くださったものです。当日は高学年の子ども達も係活動でゲームのお手伝いをしました。「キッズマート」などでのお買い物も大人気でした。また、「幼児コーナー」では、小さい子ども達にも楽しんでもらえました。

 
 
 

学院祭バザーでは、お食事も大きな楽しみのひとつです。カフェや食品販売コーナーも大盛況でした。

 

京都ノートルダム女子大学チアリーダー部AMIGASのチアリーディングのパフォーマンスも学院祭バザーを華やかにもりあげました。

 

ラッキーカード抽選会では、掃除機や天体望遠鏡、米俵などの豪華景品も用意されました。今年ははずれ券3枚が残念賞の景品と交換できるようになり、行列ができました。

 

父母の会コーラスサークルのライブはマリアンホールで行われました。美しい歌声に大きな拍手が贈られました。

 

同窓会では、学院祭バザーを「ホームカミングデー」と呼んでいます。何年たって帰って来ても、懐かしい先生や友達に会えるのは、私学ならではの楽しみです。今年は第40回卒業生が、同窓会コーナーを担当し、バルーンアートで子ども達を魅了しました。

 

NDホールでは各家庭から持ち寄った寄贈品、規定作品が販売されました。各教室のお店にもショッピングを楽しむ人がたくさん訪れました。

 

「トライ!トライ!トライ!」では、スカイスクリュー、マジックショー、似顔絵、レザークラフト、昔あそびなど多彩なコーナーが用意されました。どのコーナーでも子ども達のとびきりの笑顔が見られました。

 
 
 

「おたのしみランド」では、変身コーナー、写真館、ネイルアート、フェイスシールを楽しみました。友達と連れ立って沢山の子ども達が訪れました。

 
 

毎年恒例の父母の会のボランティアサークル、体育サークルのお店も大人気でした。

 

新館の礼法室の裏千家お茶席では、学院祭バザーのにぎわいとはうって変わって静かな時間が流れていました。1年生から礼法に親しんでいる子ども達はごく自然にお茶席でのおもてなしにあずかっていました。

 

本当に楽しい一日でした。保護者の方々と教職員が行っている後片付けに遊びに来ていた卒業生が自然に加わってくれたこともノートルダムらしいうれしいひとこまでした。

 
 

ノートルダムファミリーがひとつになったすばらしい一日でした。

今年も保護者の皆様お一人おひとりのご尽力により、盛大な学院祭バザーをつくり上げてくださったことに心から感謝申し上げます。