本校では、6年生は修養会に参加し、自分をふりかえり、見つめ直すひとときを持ちます。
 

修養会のめあて

  • 一日中沈黙で自分を内省する。(よく祈り、自分の心を観る。)
  • 自然の中で、与えられた命・時・出会いを大切にする。
  • 神に与えられた恵みを感謝する。そして、他の人を大切にする心を持つ。
  • 祈る時、神様が共にいてくださることを知る。
 
10月5日、初秋らしいさわやかな天候のもと、6年生が山の家で修養会にあずかりました。完全沈黙を守りながら、普段以上に人の話に耳を傾け、自分を見つめ直す材料とします。まず、1階の教室で京都教区の外崎神父様のお話を聴きました。

 
 

神父様のお話は聖書の有名な箇所の「善きサマリア人」をもとにしたものでした。校舎の外に出、一人きりになってそのお話をふりかえります。沈黙は、秋の風にそよぐ木の葉の音にも気づかせてくれます。自然のふところに抱かれながら、心を開いて自分を見つめ直すのです。そして、しおりに思いや学びをつづっていきます。
聖書のことばについても考え、祈りました。― 『何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ』 ―
静かに沈黙の時が流れ、山の家には小鳥たちの声が響いていました。 

 
 
 

黙想の一日を終えて、夕方山の家から学校に戻ってきました。
保護者の皆さま、教員とともにNDホールで「み言葉の祭儀」のミサにあずかりました。再び神父様のお話を聴きました。「善きサマリア人」のように人々によい行いができ、役に立つことができる人になれるように、とお話しくださいました。

 
 
 

各クラスの代表が、山の家で心にうかんだ祈りをささげました。謙虚な心で感謝の気持ちを素直に表しました。 

 
 

神父様が一人ひとりに按手くださり、祝福してくださいました。保護者の皆さま、教員も按手をいただきました。

 
 

この日一日、自分自身と向き合ったこと、その謙虚な気持ちや感謝の心をこれから先も忘れずに大切にしていくことができますように。