今月の15日、6 年生は卒業します。卒業を迎えるに当たり、6年生は両親への感謝を表す集まりを開いたり、能楽の体験をしたりと、様々な卒業前の活動を行っています。その一環として、学校の近辺の清掃活動を行いました。日本には昔から、禊(みそぎ)という言葉があるように、大事な時を迎える前に、自らの体を清める風習があります。私は、体を清めることはもちろん、自らのお世話になったものを清めることも大事だと感じています。そのため、今回はお世話になった通学路を掃除しました。清掃中、「先生、たばこの吸殻ってたくさんあるな」とか「かさをこんなところに捨てたら危ないな」などの言葉が聞かれました。その汚れの一つ一つを拾いながら、自らの気持ちも新たにしてほしいと感じました。

  そろそろ、6年間お世話になったこの学校ともお別れです。愛着のある、いす、机、黒板、教室・・・。その全てを脳裏に焼き付けて、旅立っていってほしいものです。

 

               6年生担任  松谷如雪