今、2年生は、図 画工作の時間に、祈りの森で見つけたお気に入りの葉っぱを描いています。よく見つめ、じっくりと描きます。

じっと葉っぱを見つめていた子が、「先生!たった一枚の葉っぱの中に、一万本の線があるよ !」と、嬉しそうな顔で教えてくれました。
よくよく見ると、葉脈は無数に枝分かれし、美しい模様を描いています。今まで何度も目にしてきたはずの葉っぱの中に、自然の仕組みのおもしろさと美しさを見つけたのでしょう。自然はこんなに美しく生きているということを、私自身があらためて感じさせられた瞬間でもありました。
 

今日の学校の帰り道に見る葉っぱは、行きに見たときとは少し違う、プラスαの喜びと輝きをもって、私の 目にも、子どもたちの目にも映るのではないかなと思います。

 

図画工作の時間だけではなく、他の教科や日常の生活の中でも、この様 にして、子どもたちの「不思議」「おもしろい」「美しい」の世界は広がっていくのだと思います。そして、子ども達が新たな気付きに心を 踊らせ、世界を広げていく瞬間を共有することができることを、 幸せだなと 思っています。

 

                                                                           2年担任 松本 唱子

黄見子」は、はっぱにつけた名前です。 「なかなか葉っぱの色にならない」と悪戦苦闘の末、納得のいく色ができました。