11月22日(月)、2年生は今年度最後の山の家学習に行ってきました。3年生になってからのかまど炊飯の練習も兼ねて、七輪で食材を焼く体験をしました。

 とはいうものの、2年生の子どもたちは山の家で七輪を使うのは初めてです。事前に準備の仕方や注意事項などを教室で学習しました。「火は、とっても便利だけど、一歩間違えるととても危険なんだよ。」「火の粉がついただけで、体そう服のズボンに穴があいてやけどをしてしまうんだよ。」・・・などの担任の言葉に「えっ?」と言葉をつまらせていた子どもたち。それがあってか、ずいぶん慎重に火を扱っていました。

 

 少しの緊張感と事前の知識のおかげで、曇り空で湿気があるにもかかわらず火がしっかりつき、炭も赤々と燃えて、順調に食材を焼くことができました。子どもたちが用意した食材は、ウインナー、サツマイモ、ちくわにおもち・・・(ここからは変わり種です)マシュマロ、さよりの干物、きりたんぽ!どれもほくほくあたたまって、少しこげめがあって・・・「おいしい~。」と、顔もほころびました。いつも山の家に持参するおにぎりもこの日は少しあみの上で焼いて、「焼きおにぎり」を楽しんでいる子もいました。「先生、これあげる!」と私のお皿にも食べものを入れてくれる優しい天使たちもあらわれて、おなかいっぱい大満足です。

 

 家族でバーベキューをしたことのある子はいましたが、こうして友だちと力を合わせて火を管理して食材を焼くというのも新鮮で楽しい体験でした。そして何より(おなかがいっぱいになったことよりも!)、だれも大きなケガをすることなく笑顔で一日を終えられたことが私にとっては一番の喜びでした。子どもたちが、次に山の家に行くのは3年生になってからです。かまどでごはんを炊くときにも、この日の学習がきっと生かされることでしょう。友だちと協力して活動することのすばらしさを、これからも感じて成長してほしいと思います。

 

2年担任  秋田 幸絵