歌のチカラ・・・4年生学習発表会

 

 

 去る2月 21 日(月)、4年生の学習発表会がNDホール(本校講堂)で行われました。たくさんの保護者の皆様にご参観いただき、ありがとうございました。

 今年度は、『私たちのくらしと環境』というテーマのもとに、山の家学習での稲作と刈り取りの体験や、 クリーンセンター、下水処理場、浄水場などへの社会科見学の体験を活かして、各クラスそれぞれ、R 16 「水とゴミ」、R 14 「米作りと地球環境」、R 15 「お米と文化」、R 13 「農業をめぐる課題」というタイトルと順番で全員がいくつかのグループに分かれて学習・研究発表を行いました。

 お米にまつわる歴史的なことがらからお米の輸入自由化問題、お米の生産や消費、種類などに関する豆知識を問うクイズ問題や、農家の後継者問題、日本の農家の経営の実態、最近話題の TPP トランス・パシフィック・パートナーシップ=環太平洋経済協定)についてなど、パソコンとプロジェクターを駆使しての発表や劇仕立ての楽しい発表でした。

 会場での発表の練習が一日しか出来なかったにもかかわらず、子どもたちは、自分たちの調べてきたことや練習してきたことの成果をのびのびと発表し、緊張のなかにも発表会を楽しんでいる様子も見られました。発表の最初と中間、そして最後に全員で歌った歌は、みんなの心がひとつになって美しいハーモニーを作り上げ、学習発表会を盛り上げました。

 今年度の4年生は、秋の全校音楽会はもとより、6月の京都会館での京都私小連合同音楽会への出演、 10 月の京都コンサートホール(小ホール)での「みこころ会 30 周年記念フォーラム」への出演などで経験を重ねてきたおかげで、歌うことに対してかなり積極的になったように思います。

 学習発表会でも、4つのクラスそれぞれの個性を発揮した発表が、心をひとつにした全体合唱によってピタリとひとつの大きなまとまりとなって大変身しました。

「歌のチカラ」や恐るべし・・・いや、これが本当の子どもたちのチカラなのでしょう。

 

4年生 副担任  寺下 徹