毎年、 10 月に入ると、北山の木々より一足早く、校内がオレンジに色づき始めます。カボチャです。八百屋やスーパーでは、あまり見かけないめずらしい形や色をしたカボチャが、本館の中央階段で子どもを待ち受けています。

そもそもカボチャは、 400 年ほど前、ポルトガルから日本に初めて伝えられたといわれています。あのかぼちゃをくりぬいた置物はどうやら、「ジャック・オ・ランタン( Jack-o’-lantern )」というそうです。色々な言い伝えがあるようですが、ジャックというのは、いたずらがだいすきだった男の子だそうです。いたずらや悪いことをしすぎたジャックは、この世からもあの世からも追い出されてしまいます。そんなジャックが、年に 1 度だけ子どもたちと遊ぶためにこの世に帰ってくることができる日。それが 10 31 日だそうです。戻り道が分かりやすいようカボチャをくりぬいた中に光をともし、さらに、おぞましい姿へと化してしまったジャックに合わせ、ドラキュラや魔女などに変装をしてジャックを待ったそうです。「 Trick or Treat?( キャンディーくれなきゃいたずらするよ ) 」といって村をまわった・・・という1つの言い伝え。ノートルダムのハロウィーンは、かわいいものです。ジャックに合わせた恐ろしい衣装というよりもお姫様や妖精、ナイトにカボチャ、狼男にカウボーイ。ユニークなアイディア満載の衣装にご家庭の温かみを感じます。

 

Trick or Treat ?! 」いたずらだいすきな子どもたちに、ぜひキャンディーを・・・。

1 年担任 宮本 知佳