10月におこなわれたプロ野球ドラフト会議で、読売巨人軍から育成選手として指名を受けた本校の卒業生がいます。現在、府立洛北高等学校3年に在学の芳川 庸(よしかわ ちから)君です。
プロの世界に飛び込もうとしている芳川君に、12月21日の校内放送『おはようノートルダム』へ生出演してもらいました。
背番号006をつけた真新しい巨人軍のユニフォーム姿でカメラの前に立ち、校長先生からのインタビューを受けました。

芳川君は、卒業前に「ぼくの夢」として会報にこんな文を載せています。「僕の夢は、野球選手になることです。受験が終われば、毎日のようにトレーニングをして、将来は(現在、阪神に在籍している)城島選手のような捕手になりたいと思います。」

そして、努力の末、芳川君はみごとプロの門をたたいたのです。入団決定後、マスコミからたくさんの取材を受けました。一様に紹介されているのは、「野村二世」という表現です。府立峰山高校からテスト入団でプロに入り、頭脳派捕手としての活躍や打者として三冠王をはじめとする数々の実績をあげた、楽天名誉監督の野村克也氏に芳川君の姿やこれまでの経歴がだぶって映るのでしょう。

スタジオでのインタビューでは、これからの厳しい練習生活に対する決意を語ってくれました。そして最後に、全校児童に向けて、「あきらめないこと。あきらめずに努力を続けたら、夢はかないます。特に、6年生のみんなは、今、受験勉強でたいへんだろうけど、最後まであきらめずにがんばれば、志望校にきっと受かると思います。」と、逆にエールを送ってくれました。 

来年からは、真新しいユニフォームを泥だらけにする毎日となるでしょう。しかし、猛練習に耐え抜いていつか1軍の舞台へのぼることを期待しています。

<放送後、後輩達はスタジオの窓に先輩の姿を見つけると、「芳川選手、がんばってー!」と声援を送っていました>