5月15日(木)の3時間目に、5年生は「+MILEs(プラスマイルズ)」という4名のチームによるワークショップに参加しました。「+MILEs」というチーム名には、「プラスチックがある世界でも、すべての生き物がスマイルでいられるように」という願いが込められているそうです。
 今回のワークショップは、「豊かな海を守るために、私たちに何ができるか考えよう」というテーマで進められました。子どもたちが楽しめるクイズや寸劇、動画を用いた説明、そしてグループでの話し合いや発表など、盛りだくさんの内容で、5年生にとって非常に楽しく、深く考える良い機会となりました。最後に、海を守るために自分たちができることを「私たちのプラスチック宣言」としてまとめ、ワークショップは終了しました。

 このワークショップは、5月のある日、本校にかかってきた一本の電話から始まりました。
「私たちが海を守るために何ができるかを考えるワークショップをさせていただけませんか」というその電話の主は、ノートルダム女学院中学高等学校グローバル英語コースの生徒たちです。グローバル英語コースは、英語学習とともに、海外留学やPBL(Project Based Learning)を通じてグローバルな視点やリーダーシップを学んでいるコースです。今回のワークショップのために、高校の校内での学びにとどまらず、実践の場を得るためのはたらきかけもPBL の一環として組み込まれているのだなと感じました。

 ワークショップでは、高校生の皆さんの笑顔や丁寧な言葉遣いといった立ち居振る舞い、タブレットを効果的に活用した分かりやすい進行、そして途中で何度もミニ打ち合わせを挟みながら柔軟に進めていくチームワークの素晴らしさに感心しました。先輩であるお姉さんたちの姿に、子どもたちはすっかり魅了され、憧れの気持ちを抱いたようでした。
 このワークショップは、本校の5年生にとっても、ノートルダム女学院の生徒さんたちにとっても、互いに実り多く、価値のある出会いとなりました。