そのとき、イエスは弟子たちに言われた。
 「気をつけて、目を覚ましていなさい。その時がいつなのか、あなたがたにはわからないからである。それは、ちょうど、家を後に旅に出る人が、僕(しもべ)たちに仕事を割り当てて責任を持たせ、門番には目を覚ましているようにと、言いつけておくようなものだ。だから、目を覚ましていなさい。いつ家の主人が帰ってくるのか、夕方か、夜中か、鶏の鳴くころか、明け方か、あなたがたにはわからないからである。主人が突然帰って来て、あなたがたが眠っているのを見つけるかもしれなし。あなたがたに言うことは、すべての人に言うのだ。目を覚ましていなさい。」
(マルコ 13:33~37)

 デパートや商店街では、ハロウィーンが終わるとすぐにクリスマスが始まっているように見えます。カトリック教会では、クリスマスの前の4週間を待降節と呼び、神の子キリストの降誕を迎える準備の時期に当てています。来週がその第1週目にあたります。私たちは待降節中、人となられた神の子キリストと、その母マリアの模範に倣い、自分のためよりも、むしろ人々のためになることを優先できるようにと祈ります。
 3人の博士たちと一緒に、キリスト降誕の日に向かってともに歩んでまいりましょう。
 便利さと物資的豊かさの虜(とりこ)になって、神様を見失うことのないよう、ぜいたくを少し減らし、毎日の生活を振り返り、整え、規則正しい生活を送るようにしてください。