昨日(10月31日)はHalloweenでした。日本には、クリスマスやバレンタインと同様、祭りや祝いの起源とは関係なく形のみ伝わったような気がします。
カトリック教会では昔から、本日(11月1日)を諸聖人の祝日“All Saints Day”としてお祝いしてきました。神様のもとに召されたすべての方々が永遠に神を賛美することが出来ますように、との願いをこめてお祈りいたします。そして、前日の10月31日は聖なる前夜祭として大きく祝う習慣があったようです。それがハロウィーンです。All Hallows Day Holy eve → Holy evening → Halloween となったとも言われています。
 
また明日11月2日は、亡くなられた方々のために特に祈る日です。亡くなって神さまのみもとに入られたすべての方々を讃え、私たちもいつの日か天使・聖人たちとともに神さまを仰ぎ見ることが出来ますようにと祈ります。
カトリック教会では、今月を亡くなった人々の冥福を祈る「死者の月」と定めています。私たちは、いつかこの世の生活に終わりを告げ、永遠の生命へと招かれています。死によって肉体は神に創られた時の状態 ― 塵や灰 ― にもどり、姿は消えてしまいますが、肉体から離れた魂は、見えない世界で生き続けます。今月は特に、死者の魂が神の国に迎えられ、永遠の安らぎを得ることができますようにとお祈りいたしましょう。