昨日は、9月5日でした。この日はマザーテレサがお亡くなりになった日です。1997年のこの日の出来事を記事にした当時の週報を掲載させていただきます。

 「今日は雨のようです。でも天国ではきっとよいお天気で、天使たちが歓迎パーティの準備に大忙しのことでしょう。なぜなら、大きな仕事を成し遂げて神様の国に到着なさる方がおられるからです。世界中で最も美しい方、世界中で最もその名を知られた方です。その方は世界中の多くの人々に、『人間として最も大切なことは何か』を身をもって教え諭してくださった方でもあります。
 今、全世界の人々は、この方の死を悼み、ご冥福を祈っておられることでしょう。特に貧しい人たちはこの方の死を悲しんでおられます。なぜなら貧しい人々にお母さんのような愛をもって関わられた方だからです。
 神さまは天国につかれたこの方に、次のようにおっしゃるのではないかと思います。
 "あなたは私が住む家もなく、着るものもなく、一人ぼっちでさびしかった時、やさしい声をかけ、親切にしてくれました。道ばたに倒れていた時、担架でかついで病院に連れて行ってくれました。あなたは、自分が疲れて、しんどい時も、いつも、まわりの貧しい人や病気の人、からだの不自由な人のことを考え、自分でできることはすべてやり遂げました。ご苦労様。今こそゆっくり私のそばでやすんでもいいですよ。"と。その方とは、インドのカルカッタのマザーテレサです。
 でもマザーテレサは天国でもお忙しいのではないかと思います。なぜなら、この方は貧しい人や病気の人とすぐ友達のように親しくなられたので、天国におられる人々も、マザーと一緒に住みたいと神さまにお願いされるような気がするからです。今からは、そういう人々の心の中に生き続けてくださるように、また苦しい時に勇気づける大きな力となってくださることと心から願っています。」(1997年週報第16号より)