12月5日、 ノートルダム授業公開研究会 2008 が本校で開催されました。テーマは「感じる心、考える力」です。本校の「授業公開研究会」は2004年に創立50周年を記念して開催して以来、毎年この時期に行ってきました。5回目を迎える今回も他校の教員の方々にご出席いただき、本校の各研究部が取り組んだ研究成果を授業を通して発表しました。開催にあたっての学校長からのご挨拶 「感動体験が人を育てる」 はこちらをご覧ください。)

全体会はNDホールで行われました。全体会には他校の先生方とともに、保護者の皆様もご参加くださいました。

まず最初は、代表クラスの児童による音楽発表です。
1年生の「葉っぱのフレディ」、1,2年生合同の「いのちのうふふ」、2,5年生合同の「夢みたもの」、これらはすべて本校音楽科教諭 寺下徹が作詞・作曲した歌です。いのちへの感謝をこめて、また平和を願って歌う様子に先生方も保護者の方も大きな拍手をくださいました。(代表クラスは1年1組、2年6組、5年17組でした。)


1年「葉っぱのフレディ」


1年2年合同「いのちのうふふ」


2年5年合同「夢みたもの」

基調講演は、「生きる力といのちの教育」と題して、京都ノートルダム女子大学 菅井啓之教授が行いました。
「自然界から学ぶ」ということを多くの例を挙げながら、また実際に石や木の年輪などの具体物を持参して、わかりやすくお話しくださいました。自然の中で謙虚な気持ちになり、自分と向き合い、自分を尊んで「生きる」というお話は、「いのち」、「生き方」についてあらためて考えさせられるものでした。

 
 
<本学園の目指す目標、 ノートルダム ミッションイメージ も引用しながらの講演でした>
『 尊 ぶ 』 ― 人と自分、物と自然の全てに敬意をもって向き合う ―

午後からの公開授業は、代表の12クラスで行われました。
各研究部の本年度研究テーマと公開授業の内容をあわせてご紹介します。

<国語> 年間研究テーマ:「対話能力を育む授業」

5年18組 「伝え合うということを考えよう」

<社会> 年間研究テーマ:「過去・現在に学んで、未来を創る授業」

3年12組 「~むかしの京都とくらし~ [都の大殉教]から学ぶ」

<算数> 年間研究テーマ:「図形をイメージし、認識する力を高める授業」

4年16組 「垂直・平行と四角形」

<理科> 年間研究テーマ:「観察力を高める理科学習 ~はてな?をびっくり!に変える授業~」

3年9組 「明かりをつけよう」

<音楽> 年間研究テーマ:

「伝えるよろこび、伝わるよろこび ~聴く力を養い、楽しむ心を育む授業~」

1年3組 「クリスマス・ソングを歌おう」

<図工> 年間研究テーマ:「喜びをもって粘り強く表現活動に取り組む子の育成を目指した授業」

2年6組 「あたまにかぶるもの」

<体育> 年間研究テーマ:

「未来につながる学び方や考え方・豊かな心・体を育む授業を目指して」
~グループ活動を通して、共に高め合う授業~

5年19組 「8秒間走」

<英語> 年間研究テーマ:

"Feel the world in English ~ See it, feel it, say it ~(国際感覚を育てる授業)"

2年8組 "What do you have in your Christmas Stocking?"

3年11組 "What I Want For Christmas  (Skit)"

<総合> 年間研究テーマ:「コミュニケーション力を高める授業」

6年21組 「伝統文化・礼法~おもてなしの心・感謝の心~」

<宗教> 年間研究テーマ:「神さまの造られた全ての命に感謝し、大切にする子どもを育む授業」

4年13組 「光であるイエスに従う」

<SSE> 年間研究テーマ:

「よりよいコミュニケーションスキルを身につけ、自己肯定感を高める授業」

4年15組 トラブル解決プログラム「にこにこプンプン2」
(にこにこでいられる言葉かけを考えよう)

SSE=Social Skill Education(ソーシャルスキル教育)

授業終了後は、各教科研究部ごとに研究部会を開き、参観してくださった他校の先生方にも入っていただいて、よりよい授業を行えるよう意見や情報を交換するひとときを持ちました。

 
 

本校では、各教員、各教科研究部が今後も研鑽を積み、よりよい授業の実践に向けて努力してまいります。