5年生の遠泳合宿が迫ってきました。本番に向け、今年も土曜日を利用した特訓が2度、行われました。そのうち、2回目の7月5日の練習の様子をご紹介します。

この日はAグループとB・Cグループの2つが前半と後半に分かれて練習に参加しました。

後半のB・Cグループは、11時スタートの特訓です。まず、体育館で命札と命綱(腰ひも)の確認をした後で、校長先生から励ましの言葉をもらいました。一段と引き締まった表情でプールへと移動します。
プールサイドでは、指導に当たる先生達が輪になって打ち合わせをしていました。「先生」達とは、本校教員だけではありません。父母の会保護者の方々、卒業生、京都ノートルダム女子大学の教育実習生も遠泳合宿に同行して子ども達を見守り、指導してくださいます。

 

準備体操、水慣れのあと、Bグループは隊列全体練習に取り組みました。Cグループのメンバーが、恒例の「えーんやこーら」の掛け声で応援します。隊列泳ぎの練習をする時は、海での本番と同様、可動床プールを最も深くして、子ども達の足がつかない水深(155cm)にしています。

 
 

続いてCグループの番です。はじめはプールを浅くして、先生のマンツーマン指導で、かえる足など平泳ぎの基本を確かめました。そのあとはまた、足のつかない深さに戻して、本番通りの練習です。

 

Aグループの特訓は8時30分から始まりました。プールサイドに腰を下ろして先生の指示を聞く子どもたちの数が、先週に比べて40人近く増えています。これはBグループから昇格してきた子ども達で、この1週間の練習で、本番に向けめきめき泳力を上げた結果です。

 

AグループはプールをZ(ゼット)型に泳ぐ練習にも取り組みました。隊列を守りながらジグザクに泳ぐことで水流が複雑になります。すると、ただ周回するだけの練習に比べて抵抗が大きい水流を生み出すため、泳ぎにくくなる分、泳力アップにつながるというわけです。

 
 
 

梅雨の合間の強い日差しのもとで、特訓は無事終わりました。夏の太陽の下でがんばることも本番に向けての練習です。三重県・浜島の砂浜に、練習で培った泳力と自信の影を映し出すのはいよいよ明日となりました。