本校では、滋賀県にある「ノートルダム学院小学校 山の家」において、全学年が自然の中で体験学習を行っています。特に4年生は、山の家で稲作を体験します。

5月12日(月)、4年生は稲作学習の田植えに取り組みました。
土日の雨も上がり、五月晴れのさわやかさの中で今年の田植えが行われました。

まず山の家の教室で、地元の農家の方から「米」についての授業を受けました。米の大切さから栄養、種類、稲作の苦労から伝来の歴史にまでも踏み込んで、貴重なお話を聞かせてくださいました。

 

お昼前から田植えが始まりました。学校での練習を生かし、それぞれのグループで協力して、また、グループの入れ替わりもスムーズに、次々と苗が植えられていきます。

 
 
 

幼稚園や保育園で体験したという子どももいますが、ほとんどは生まれて初めての田植えです。素足で田んぼに入ること自体を心配する子もいましたが、すぐに慣れて田植えに集中できるようになったのは例年通りです。でも、例年と違うのが田んぼの広さ。今年は昨年以上に田んぼの面積が増え、合計は1反(約1000㎡)を優に超える広さです。162人の4年生児童が協力してがんばりました。

 
 
 

1時前までフル回転で植えても終わらないので、お昼ごはんをはさんで気合も新たに植え続けました。終了時間までには全体の9割方の田んぼに、小さな若緑の苗の列ができました。秋には立派な黄金色の穂を垂れてほしいものです。

閉校式では、先生達から「今日、晩ごはんの時、必ずお茶碗の中のご飯つぶをじっと見つめて、自分が今日植えた苗のことを思い出し、それをおうちの人に伝えること」という宿題が出されました。


山の家で4年生の子ども達が植えた稲は、自分達で稲刈り、脱穀まで行います。もち米は恒例の12月のもちつき大会で、おもちにして全学年でいただきます。うるち米は来年の山の家学習でおかまで炊いていただきます。