幸せの「はひふへほ」

~ がんばりすぎないために ~

 

 最近、こんな言葉に出会いました。

                                「は」 ― 半分がいい。

                                「ひ」 ― 人並みがいい。

                                「ふ」 ― 普通がいい。

                                「へ」 ― 平凡がいい。

                                「ほ」 ― ほどほどがいい。

 

 成果を求めすぎているときには「は=半分」、評価を求めすぎているときには「ひ=人並み」、何か特別なものを求めすぎているときには「ふ=普通」、自己イメージを上げすぎているときは「へ=平凡」、がんばりすぎて疲れているときは「ほ=ほどほど」がよいのだそうです。

 保健室には、塾や習い事、人間関係、受験のストレスなど、何かとがんばりすぎて心や体が疲れてきってしまっている児童が来るときがあります。

 そんな児童には、「がんばりすぎなくていいよ」の思いをこめて、幸せの「はひふへほ」を教えてあげたいと思います。“普通のことや些細なことにも幸せを感じることができるように”、“自信がなくなったり、不平や不満を感じたりすることが少なくて済むように”、“元気でいられるように”願いをこめて。

 

 

養護教諭 松田直子