9月3日から校内では夏休み作品展が始まりました。廊下や講堂にたくさんの作品が展示され、休み時間になるといろんな学年の作品を見てまわる児童がたくさんいます。どの作品も素晴らしく、非常にクオリティが高いです。

 理科を担当している私としては、2つの作品にとても惹きつけられました。まず1つは『種子の発芽実験』というタイトルで5年生の作品です。5年生の理科に発芽条件を学習する単元があります。そこから興味を持ち、自分で条件を設定して検証していました。植物などの生き物を対象にした実験は理想の結果にならないことが多いものです。しかし、そこから彼は腐るとははどういう事なのか、水道水の成分は何かといった興味の範囲が広がっていきました。その研究に対する純粋な熱意にとても惹きつけられました。

 もう1つは『ブドウの実のつき方』というタイトルで1年生の作品です。ブドウの枝にどうやって実がついているか、そんなことを気にしたこともなかった私にとっては、非常に魅力的なテーマでした。現代ではインターネットなどで調べるとすぐに答えがわかります。しかし、見て・考えてを繰り返すその姿勢はまさに科学的でした。小さな科学者が見つけたものはとても大きなものだと感じました。

3年生担任 小家石 航

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