4年生の理科の授業では“水のすがた”を学習しています。前回の授業では水を加熱し、沸騰の様子を観察しました。たくさんの泡が発生し、湯気がたちのぼります。実験を終えると水の量が減っていることから、水が蒸発したと考えられます。

今回の授業では水を冷やす実験をしました。5分経っても、10分経っても変化がおきません。すると

「なんか、たいくつだな」

こんな声が聞こえてきました。素晴らしいです。水の温度は、水分子の運動量によって決まります。温度を下げるということは、水分子がどんどん動かなくなるわけですから「たいくつ」で当然です。温度もずっと0℃のままで、水はなかなか凍らない。

「凍らせるのってむずかしいんだね」

ここまで感じる事ができれば十分です。むしろ、この実感こそが理科ではとても重要なものだと考えています。

 

 

4年理科担当 小家石 航