「よっぽど子どもたちに恵まれてきたのね。」ある時、あるシスターから。相当、辛口。しかし、納得。つとめて30年。創立時から英語教育があり、アメリカ人のシスターやネイティブの先生方が教えておられた。職員朝礼で聖歌を歌い、祈りとともに一日が始まる。テレビ放送では校長先生が常に世界や未来や聖書のことを全校生に向けて話される。各教科のカリキュラムは大筋だけがしるされてあり、あとは授業を受ける子どもたちのその日その時間や天気に合わせた担当者の創造性に任されている。すごいところに来た。また、のどの調子が良くなく、声が出ない時があっても、その時は、子どもたちの中から「代理の先生」があらわれる。常に子どもたちは先生を助けようとしたり、自分たちができることをしようとする。わかる子がわからない子に教えようとする。いつも足りないところを補い合いながら、子どもも先生も成長するのであろう。12月8日の創立記念日に思う。

2年担任 坂瀬雅美