1)実用英語検定試験5級の受験結果について
 
 先月、日本英語検定協会主催の2008年度第1回実用英語検定試験がおこなわれました。本校は今回から準会場の指定を受け、6月13日(金)にPC教室で試験を実施しました。ファーストステップの5級には本校5年生の希望者21名がチャレンジしましたが、このたび、全員合格の結果通知が届きました。また、4級にも2名の受験者がありましたが、こちらも両名が合格でした。
 英検5級の問題は、筆記試験とリスニングテストがそれぞれ25問、出題されます。筆記試験の問題は中学校1~2年生程度で、語彙・熟語や日常生活で使われる慣用句のほか、文法的には「代名詞」「Be動詞、一般動詞の現在形とその疑問文・否定文」「HowとWhで始まる疑問文とその答え」「現在進行形」「助動詞can」「前置詞」などが含まれます。

 本校は昨年の10月からロケットカンパニー社の『英検DS』を補助教材として採用し、現在の5年生、つまり当時の4年生に英検5級の受験を目指した学習を始めました。DSの採用決定には、「子どもたちが楽しみながら集中して学習できる」「週2回の英語の授業以外の時間を活用して学習できる」「誤答や無答だった問題を繰り返し練習させることにより長期記憶に導く、効率の高い学習が見込まれる」などの理由がありました。
 これまでの学習の経緯を簡単に紹介します。学習は、週2回の英語の授業のうち、1回の最後の15分間をDSに当てながら、上記の文法事項も定期的に授業の中で指導すると同時に、冬休みの課題として練習専用CDを作成し全員に配布しました。また、自由にDS学習ができる時間帯を朝の始業前に設けて、子どもたちの学習意欲に対応しました。
 当初は、全員に今回の検定を受けてもらいたいと考えていましたが、受験に向けた文法の学習内容が通常の授業だけではカバーしきれなくなったので、4月に英検受験希望者を募り、朝と放課後をはじめ、土曜日や代休日に学習会をおこなってきました。教材は市販の教本や過去に出題された問題を参考にしながら、コンパクトに学習できるよう自作のプリントを使いました。また、DSを週末だけではなく、平日も随時、希望者に貸し出して活用してもらいました。

 
<英検DSを使った学習>

 合格した21名の児童にアンケートをとりました。「今回の受験準備で役に立ったことは何ですか」という質問に対して最も多かった回答は、「朝と放課後の学習会」と「英検DS」が全体の75%を占めました(複数回答可)。DSのどんなところが受験準備の支えとなったかという質問について自由回答を求めたところ、「DSだとまちがえたところが何回も出てきておぼえられた」「自分の弱点がわかっていたのでむだな時間を使わずにすばやくできた」「英語が読めるようになった」「英語が好きになった」などのほかに、「リスニングテストの準備にとても役立った」という回答が10名と目立ちました。短期間であるにもかかわらず、子どもたちが英検合格というゴールを目指し、集中して効率よく学習に取り組んだ結果だと言えます。合格認定証は8月末までに送られる予定です。
 
 英検は10月に第2回、来年1月に第3回と続きますが、本校ではこの先も英検DSを学習会と併用しながら受験準備を重ねていくつもりです。

 
2)ノートルダムイングリッシュコンテスト―NDEC―のお知らせ
 
 7回目を迎える今年度のNDECは、12月13日(土)の午前中におこなうことといたします。従来、10月の最終土曜日にコンテストをおこなってきましたが、今年度は時期を遅らせて実施いたします。
部門は「園児の部」「小学校低学年の部」「帰国子女の部」の3部門の予定です。さらに詳しいことは9月上旬に本校ホームページでお知らせいたします。
 
 
3)第5回「小学校女子英語コンテスト」のお知らせ
 
 ノートルダム女学院中学校・高等学校が主催する第5回「小学校女子英語コンテスト」(朝日新聞社後援)が次の通りおこなわれます。
 
 日時:11月3日(文化の日) 10:00~12:00
 
 会場:ノートルダム女学院中学校・高等学校 第1視聴覚教室
 
 構成:暗誦部門と Show and tell 部門
 
 出場資格:女子小学4~6年生
 
 内容:
  1)暗誦部門-1名で出場する。主催者指定の3つの課題のうちからひとつを選ぶ。
  2) Show and tell 部門-1名または2名で、絵や写真を見せながら話したり、会話などの英語を使った発表をする。
 
 表彰:上記1)については上位者への表彰があります。2)については表彰はありませんが、参加者全員に参加賞が贈られます。
 
 備考:出場資格について、海外生活の経験の有無は問わないが、申し込みの際その旨を知らせること。審査時に考慮されます。

 出場者数:大会運営上の都合によって、先着20名。申し込み締め切りは9月25日だが、定員に達し次第、締め切りとなります。
 

 ***以上の大会実施要項に基づき、本校としては次のように参加者の募集をいたします***
 
 申し込み方法:英語科・行田まで口頭でお申し込み下さい。締め切りは7月19日です。
 学校からの参加人数:2,3人までとします。
 参加が決定した児童については、英語科のアメリカ人スタッフが指導します。
 
 また、児童が参加しなくても、当日は自由にコンテストの見学ができるということですので、どうぞおいでください。