栄養バランスのとれた季節感のある食事

これからの日本を支えていく子ども達には、健康で元気に育ってもらうことが必要不可欠であり、生活習慣病予備軍とならないように、子どもの頃から学校給食を通して食育の基本を自然に身に付けていくことが理想です。そのために日頃から栄養バランスのとれた、また 旬の素材を使用した給食を子供たちに提供することで、生きた教材として身近に感じ、学んでもらえればと考え実施しています。また、「おいしい」はもちろん「安全」「安心」を確保するために厳選した食材を使用しています。


季節感のあるメニュー(お正月の例)

 マリアンホール

本校では マリアンホールという多目的に使用できる食堂で昼食をいただきます(2~5年生)。マリアンホールと厨房が隣接しているため、子ども達はスタッフが調理・配膳している様子を目の前で見ることができます。栄養士・調理スタッフ達も直に子ども達の給食に対する反応を知ることで、これからの献立づくりや調理等に反映させています。また、食堂と厨房が隣接していることにより適温で給食を提供することができ、おいしくいただけるだけでなく衛生面でも安心です。
マリアンホールに向かう廊下には、その日の給食メニューの写真が栄養面の紹介とともに大画面ディスプレイに表示されています。


マリアンホールでの給食風景

 給食を通しての学年間の交流

2年生から5年生はマリアンホールで食事をし、 パートナーシップを組んでいる1年生と6年生は各教室で食事をします。6年生は1年生のために配膳や片付けのお手伝いをし、1年生にお手本を示します。6年生は普段から仲良くし、かわいがっている1年生のためにすすんでお世話をすることで、あらためて最上級生としての責任感を持ちます。また、1年生は食事のマナーを教室でしっかりと学びます。2年生になるとマリアンホールでの集団給食となるため、初めは少々戸惑いがちですが、ここで5年生が2年生の給仕をサポートするといった「縦」の学年交流があります。
このように給食の時間を通して学年間の交流が育まれ、自分たちの仕事を責任感を持ってやり遂げる喜びを得ています。


6年生が1年生に給仕のお世話をする様子

 特色ある自校給食

週に一度メニューを2種類から選択できる セレクト給食 を実施しています。子ども達が自分の栄養を考える機会となり、また友達どうしで譲り合う心を育む場となっています。また年々複雑になっていくアレルギー対策にできる限り対応しています。バラエティ豊かな 各国の家庭料理を給食メニューとして取り入れているのも本校の給食の特色です。本校独自の 山の家学習 で学年ごとに自分達で栽培・収穫した農作物をすぐに食材として使用し全校生徒に供することもあります。これらはすべて自校で調理を行う本校の給食の大きな魅力です。


けんちん汁・かす汁のセレクト給食

 食前・食後のお祈り ~感謝していただく~

本校の子ども達は食前・食後にも必ずお祈りをし、感謝して食事をいただいています。

食前の祈り
主よこの食事を祝福してください。
体の糧(かて)が心の糧となりますように。
今日食べ物に事欠く人にも必要な助けをお与えください。 アーメン

食後の祈り
主よこの食事の恵みを心から感謝します。
この食事を共にすることができた私達が、さらに心をひとつにして、
いつもあなたの愛のうちに歩むことができますように。 アーメン