本校では校医の先生のご協力をいただいて、毎年4、5、6年生を対象とした健康教育を保健の授業とは別に行っています。

今年度の第1回目は、5年生対象の「こどもとメタボリック症候群(内臓脂肪症候群)」のお話でした。校医の福間先生は本校卒業生であり、卒業生保護者でもいらっしゃいます。医師としての観点から、子どもの頃から気をつけておくべきことをわかりやすく話してくださいました。

日本人の死因の第2位は心臓病、第3位は脳血管障害だそうで、あわせれば全体の3分の1近くにのぼります。それらの病気の多くはメタボリック症候群による動脈硬化が引き起こしているそうです。
実際の臓器の写真などを使って説明してくださったことで、子ども達もその怖さをよりいっそう感じ取ることができたようです。

かつて「成人病」とよばれていたものが「メタボリック症候群」や「生活習慣病」と呼ばれるのは“成人”に限らない問題だからだそうです。子ども達にとっても、「夜ふかし」「朝食抜き」「脂の多い食事」「早食い」「スナック菓子」「運動不足」などが引き起こすメタボリック症候群は無縁ではありません。

「健康」に対する意識を高める、良い機会となりました。

校医の福間先生による健康教育は、4年生は「睡眠」、6年生は「タバコの害」をテーマに行われる予定です。