5年生は今年度1回目の山の家に行きました。

この日に向けて5年生は各教室で、給食で飲んだ牛乳パックをていねいに洗って

教室にためておき、ひと晩水につけておきました。

水でふやかした牛乳パックの表面のフィルムをぺりぺりぺり…とめくると、

紙の部分だけになります。

それを、ひたすらちぎってはペットボトルに入れて、ちぎってはペットボトルに入れて、

ビー玉と水を入れてしゃかしゃかしゃか。しゃかしゃかしゃか!しゃかしゃかしゃかしゃか!!

すると、ビー玉にぶつかった紙の破片が、どんどん水にとけてドロドロの白い液体になっていきます(理想は…)。

もうお分かりだと思いますが、今年の5年生は山の家で「和紙」作りにチャレンジしました。

一方で、もう一つの準備物は、食品トレイの中央を四角に切り欠いたものを2枚。

これにネットを挟んで、紙が溶けた液体を上手く漉(す)くと・・・きれいな和紙ができるはず!!(理想は…)

 

理想と現実は違うもので、よく見る「紙漉き」のようにはなかなかいきませんが、

子ども達は、四苦八苦しながらも、ちょっとずつやり方を工夫したり、違うやり方にチャレンジしてみたりと、

PBL的な活動になった山の家でした。

 

今回作った和紙は、次回の活動の平和希求の「灯籠つくり」の窓や飾りに使う予定です(5年生の総合学習のテーマは「平和学習」です)。

日本の伝統産業の「和紙」の技術の偉大さがわかった一日でした。