小学校から徒歩で約10分ほどの場所にある京都府立植物園に全校で写生会に出かけました。春の花や若葉、木々が成長する姿を1日かけて描きました。学年が上がるにつれてテーマは高度になり、前学年の目標を土台に設定をしています。例えば、4年生は「樹」。1本の木に対象物を絞り、より深く向き合います。5年生は、「森」。木々の重なりを描くことで平面上で空間や遠近を表現することにチャレンジします。そして、6年生は、「人工物を取り入れた風景」。5年生のテーマに立体的な表現を画面に取り入れます。1年に1度の取り組みですが、6年間の積み重ねにより子ども達は、自然やものと向かい合い、対話し、自然の形や色の美しさに触れ、自分なりの表現方法を見つけ出し、表現活動を楽しんでいます。