4年生は2月18日から2泊3日で長野県菅平高原へスキー合宿に出かけました。現地からの速報をお伝えします。

7時、京都駅に4年生163名全員が集合しました。出発式では合宿3日間の無事を祈りました。
新幹線では1分間の停車時間内に乗り込まなければならないのですが、列の工夫と子どもたちの集中力でスムーズにそれぞれの席に着きました。

 

名古屋で中央本線に乗り換え、一路長野を目指します。木曽川を左に見下ろす間も、千曲川が車窓に入ってきても、雪景色ははるか遠くの山の頂だけ。今年の暖冬ぶりがわかります。
12時少し前に着いた長野の市内も雪はまったくなし。郊外の道端に広がるりんごの木も裸のままです。でも、標高1400メートルの菅平高原は大丈夫です。

 

須坂経由の道も積雪はゼロ。おかげでホテルには予定より30分も早く着きました。163名全員、元気です。 しばしの休憩のあとで、コンベンションルームで開講式、同行してくださる保護者の医師の方の紹介、室長ミーティングと続きました。 菅平のスキー場の積雪量は約1メートルで、この時期としては例年の半分ほどですが、滑走は十分可能です。遠く信州まで来た甲斐があったというものです。

 
 

ウエアに身を固め、スキー靴を履いてホテル横に集まりました。1年からのスキー学習が靴を履く時のスムーズさに生かされました。
インストラクターの先生方とのご対面です。今回は全部で22人の先生方にお世話になります。 また、スキーはカミソリと槍を使うスポーツだという注意もありました。つまり、スキー板のエッジとストックの先のことです。それぞれのグループに分かれさっそくゲレンデに向かった子どもたち。先生方の言うことをよく聞き、安全な3日間の学習にしてくれることでしょう。

 
 

最初のスキーレッスンは、AからDの4つのレベルに合わせて、ゲレンデを選びました。初心者は5度ほどの緩斜面で、上級者はすぐにリフトで太郎山の頂上へ登りました。頂上は推定気温マイナス2~3度。アイスバーンに近いですが、いいゲレンデ状態です。

 
 

16:30には全員けがなくレッスンを終えてホテルへと戻ってきました。(16:55更新)

 

お風呂の時間をゆっくりと過ごしてから晩ごはんをいただきました。おかずの品数が多かったのですが、大方の子どもが全部平らげました。

 
 

予定通り19:30から「地元の方のお話」が始まりました。轟さんとおっしゃるスキー選手の方で、手の障害をものともせず、アルペンの日本代表として、これまで3回連続でパラリンピックに出場されているのだそうです。 
 「小さい頃からスキーが好きだったが、『障害を持っているならそれはできない』と人から言われると逆にファイトがわいてくる」とのことでした。轟さんのお話の締めくくりは長野パラリンピック体験でした。4年生たちが生まれた年に開催されました。そして、パラリンピックの実体験が紹介されたあと、4年生からの質問の連発となりました。
 轟さんのエネルギーが伝わり、子ども達は皆、貴重な体験談を身を乗り出して聞きました。

 
 

しおりに一日のまとめを書き、お祈りと消灯の時間を迎えました。