10月8日、6年生の修養会が行われました。
例年は山の家の自然の中で行っていましたが、昨年度に続き、コロナウイルス感染予防のため、学校内で行いました。

6年生は卒業まであと半年、中学進学を前にしたこの時期に、修養会で自分と向き合うひとときをすごします。神様の恵みを感じ、自分をふり返りながら、この先どのように歩んでいけばよいのか考えます。

修養会のめあて

  • 一日沈黙を守り、祈りや黙想を通して自分自身の心を見つめる。
    (自らの夢や希望、不安や悩み、そして将来について考える。)
  • 与えられた時間・出会いを大切にし、神父様、先生や周りの友達の話に耳を傾け、対話する。
  • 祈り・黙想・対話によってもたらされた、自分の考えの変化を書き留める。そして、改めて今後の目標を見定める。

今年の修養会のテーマは「『いのち』について考える」です。6年生をご指導くださるのは、カトリック京都教区の菅原神父様です。

神父様の最初のお話は、エデンの園のアダムとエバのことから始まりました。善と悪とは何か、自分の罪を自覚することについて考え、自らを省みます。
お話を聞いた後には、沈黙のうちにふり返りを行いました。山の家に行けなかった代わりに、屋上で自分と対話しました。

 

 

神父様のふたつめのお話は、キリスト教における旅立ちについてでした。節目でどう考え、乗り越える時にどのように進化、成長するのかということを考えました。再び一人でふり返りを行い、思いを書き留めます。

 

 

グループごとに行った「分かち合い」の時間には、今日のお話を聞いて、感じたことや考えたことを発表しました。ノートルダム教育修道女会のシスター方も分かち合いに加わってくださいました。素直に自分の心と向き合い、正直な言葉で語り合います。

 

 

最後に教員全員が参加して「みことばの祭儀」を行いました。聖書に書かれている大切な教え「愛しなさい」と同じくらい大切な教えは「思い悩むな」ということで、たとえ最悪なことが起こってしまっても、空の鳥や野の花を見て安心してほしい、と神父様はお話しくださいました。

代表の児童が今日一日をふり返って祈りをささげ、皆で共に祈りました。

 

神父様からひとりずつ按手(あんしゅ)し、祝福していただきました。

 

 

与えられた恵みに感謝して、謙虚に自分をふり返り友と分かち合ったことが、一人ひとりの心の糧となりますように。