10月26日、ディスカバリー徳島・高知コースが出発しました。

ディスカバリー徳島・高知コースのめあて

  1. SDGsをもとに、自然と向き合いながら、今後の生活に結び付ける。
  2. 江戸時代の武士や商人の生活や幕末の動乱を学ぶ。
  3. 鍾乳洞や険しい渓谷を体感し、自然が作り出す地球の造形とその偉大さを知る。
  4. 日本の農業・漁業にふれ、食に感謝の気持ちを持つ。

朝、京都駅に集合し、元気に出発しました。今年度は感染予防のため、移動はすべて貸切バスです。

徳島へは淡路島経由で向かいます。晴天のもと、明石海峡大橋を皆で一望しました。明石海峡大橋は建設中に阪神淡路大震災が起こって、予定していた長さより1メートル伸びてしまったそうです。全長3911メートル、日本の建築技術の粋を極めた世界最長の吊り橋を、気持ちよく眺めました。

大鳴門橋を渡り、徳島県の大塚国際美術館に到着しました。陶板で再現した世界の名画を堪能することができます。ゴッホやフェルメール、レオナルド・ダ・ヴィンチなどの代表作がところせましと並んでいました。

集合写真は、"システィーナ礼拝堂"で撮影しました。天井の絵のひとつに「アダムの創造」があります。ノートルダム学院小学校にもある絵を本物のような迫力で見ることができました。

お昼はアオアヲナルトリゾートでカレーをいただきました。みんな「おいしい!」と、心の中で舌つづみを打ちながら黙食し、おかわりをする子どももたくさんいました。

午後は阿波の土柱の見学に向かいました。約100万年前の地殻変動で隆起した崖が、長年かけて雨水による浸食により、このような珍しい地形になったそうで、世界三大奇勝のひとつとされるそうです。「アメリカのグランドキャニオンみたい!」と、子ども達が言ったとおり、間近で見上げるとまさに大自然の力強さと神秘を体感できる迫力ある景色でした。

 

徳島県西部の脇町の散策では、ボランティアガイドさんに江戸時代の人々の様子や家屋のつくりについてお聞きしました。
火事の炎は、軒下を伝って隣の家屋に延焼します。それを防ぐために軒下の端に、「うだつ」と呼ばれる小さな壁を作りました。脇町では、その「うだつ」の造りの豪華さが商人の格を表すようになり、競いあって華美になっていきました。「うだつが上がらない」という言葉の語源となったそうです。

ガイドさんから教わった豆知識を紹介します。江戸時代の町人の家屋は、二階は高さを低くして蔵として使い、人が住むことが許されませんでした。なぜなら参勤交代の際に、街を通る武士達を二階から見下ろすことが許されなかったからだそうです。

バスで高知県の宿舎に向かいます。予定より少し遅れましたが、無事に到着しました。

夕食には美味しい郷土料理をたくさんいただきました。土佐赤牛のすき焼きや、四万十鶏のソテーなど、みんな笑顔で堪能していました。

 

今晩はゆっくり休んで、2日目は龍河洞の洞窟探索や、カツオのわら焼き体験にチャレンジします。