5月21日、金環日食の観察会を第1コートで開きました。

関西では282年ぶりに見られるという金環日食を観察するために、朝早くから子ども達が登校してきました。登校途中に観察するのは大変危険なので、この日はいつもより早く開門し、第1コート(水深0cm状態の可動床プール)に集まって観察会を開きました。

第1コートに入る際には、日食観察グラスを持っているかどうか、教員が一人ひとりに声をかけました。肉眼で太陽を見てはいけないことをくり返し指導してきましたが、再度確認します。

部分日食はすでに始まっています。子ども達は「すごい!月みたいに欠けてる」と口々に言いながら観察を始めました。

ついに7:30になりました。雲がかかることなく、金環日食を観察することができ、子ども達からは歓声があがりました。太陽が月に隠されてリング状に見えます。円周の右下部分はほとんど見えない、とても細い線です。とぎれとぎれのように見える部分にきらきら光る「ビーズ」が見えました。

1年生と6年生のパートナーが仲良く観察している姿もありました。

金環日食が終わって、部分日食になっても、子ども達はなごり惜しそうに太陽の観察を続けていました。

小学校で皆で見たこの天体ショーは、ずっと子ども達の記憶に残ることでしょう。