本校では異学年交流行事として1,2年生と3,4年生の合同合宿が行われています。

3,4年生の合同合宿は山の家で1泊2日で行われます。6月26日、第4回目の今回は、3年12組(R12)と4年16組(R16)がパートナークラスとして一緒に出かけました。

<3,4年山の家合宿の目標>

  • みんなと協力し、楽しく学び、楽しく遊ぶ。
  • 山の家の自然に親しみ、自然を大切にする。
  • 安全に気を配り、係の活動の責任を果たす。

学校の北庭に集合し、それぞれのパートナーと一緒にバスに乗り込みました。今日までに何度も顔を合わせて一緒に活動しているので、3年生と4年生のパートナー同士はすでに学年を越えて仲良くなっています。

 
 

山の家に向かう坂道で合宿を終えたR11とR15の子ども達が花道を作っていてくれました。「楽しかったよ」「パートナーと仲良くな」「ラリーはグループでがんばれよ」などの声がかけられ、到着したばかりのR12とR16の子ども達に笑みがこぼれました。

 

開校式ではきちんと整列し、合宿が安全で充実したものであるよう祈りました。また、先生の注意に耳を傾けました。天気予報は「曇りのち雨」と少し心配ですが、この始まりの緊張感を保って2日間を有意義に過ごせそうです。

開校式での4年生の代表児童のあいさつを紹介します。(本人の作文 原文のまま)

「みなさん、とうとうこの日がやってきました。楽しみにしていた山の家合宿です。今回の合宿ではパートナーと協力し、力と心を合わせて課題をなしとげるのが目的だと思います。だから、どんな時も助け合いながら感謝と笑顔を忘れずに取り組みましょう。そして、合宿が終わったら、一歩成長した自分に出会えるように努力しましょう。
エイエイオー!」

開校式の後は着替えて森のラリーに出発です。
森のラリーは、グループごとに協力して、森の中に隠されたクイズの問題を探し、相談して答えを考えました。3年生も4年生も、体力・知力とも持てる力を出して、よくがんばりました。

 
 

ノートルダムの山の家では、昼食はぜいたくはせず、おにぎりだけと決まっています。パートナーと一緒に、おいしくいただきました。

 
 

午後はパートナーと一緒に工作に取り組みました。ねん土細工・木工のどちらにするかを事前に相談して決め、一緒に設計図も作ってあります。

 
 
 
 
 

夕食の準備も班ごとに協力して行います。
調理係はカレーのルーを作るために、野菜を切り始めます。おかま係はお米をといで、水加減に注意を払います。このお米は昨年の4年生が、山の家の田んぼで育てたものです。

 
 

一方、かまど係は、まきを運んで来て、ご飯を炊くおかまとカレーを煮るおなべを火にかけられるよう、火をおこさなければなりません。マッチはひとつの班に5本だけ。新聞紙、細いまき、中くらいのまき、太いまき、と下から順に並べ、うまく燃えてくれるよう祈る気持ちで火をつけました。

火にかけたおかまとカレーのおなべをみんなで注意して見続けています。特に、おかまはふたを取らなくても変化に気づくことができるよう、おかまに棒を当てて、振動をみています。振動が消えて3分、かまどからおかまを下ろします。

どの班も全員が自分の持ち場で役目を果たし、ごはんとカレーが出来上がりました。

 
 
 

森の中のテーブルで、みんなでがんばって作ったカレーライスを味わっていただきました。特別においしいカレーライスでした。

 
 
 

夕食の後片付けを終えて、休む間もなくキャンプファイヤーの準備を始めました。厚い雲に覆われた空が次第に暗くなってきました。今日一日、心配された雨は、カレーライスができかかった頃にやってきた数分間の通り雨だけでした。
でも、営火係がたいまつで点火しようという時、雨が地面をたたき始めました。雨足はすぐに強くなってきて、子どもたちはいったん校舎の軒下に入り、『燃えろよ燃えろ』を大合唱して、勢いのつかないキャンプファイヤーの火を励ましました。その甲斐あって、雨は通りすぎて行きました。炎も元気を取り戻し、さあ、仕切り直しです。
学校から駆けつけた先生達も一緒に大いに盛り上がりました。

 

キャンプファイヤーが終わってから、また雨が音を立ててきました。合宿最後の夜は雨が子守唄となりそうです。

21時40分、聖歌が流れ、お祈りの時間が来ました。無事に就寝しました。(22:00更新)