2月14日はValentine's Dayです。皆さまは“Valentine”って何のことかご存じですか。バレンタインは聖人の名前です。バレンタインという方は、今から1700年ほど前(西暦270年)にキリスト教の神父様になられました。イタリアで生まれ、心やさしく、困っている人や貧しい人には特に親切で、多くの人々から愛され慕われていたと聖人伝に記されています。
 また、バレンタインはキリスト教を信じ、皇帝を絶対的な神として拝むことをせず、むしろ皇帝に軽くあしらわれたり無視されたり、非人間的な扱いを受けたりしている方々を理解し、勇気づけていました。そのためバレンタインは皇帝に捕らえられ、こん棒でたたき殺されたというのです。
 このように神様のために迫害され、殺されていった人のことを私たちは殉教者と呼んでいます。後に人々はバレンタインの徳をたたえ、崇めるようになりました。中世からの伝えによると、“破れた恋も聖バレンタインに祈ればもとにもどる”との言い伝えがあり、いつの間にか若者たちの間にケーキや花を贈りあう習慣が生まれたといわれています。それは、St.Valentineをたたえ、優しい心の人になれますようにとの願いをこめてなされたのでしょう。

 私たちもお世話になっている方々への感謝を忘れずにいたいものです。誰よりもまず、私たちに命を与えてくださった神様と、御子達にはいつも心から愛してくださっているご両親・ご家族に感謝することを伝えたいものです。心身の健康を守ってくださっている神に感謝いたしましょう。