西村 元秀にしむら まさひで
第55回卒

がんばり抜く精神力が身についた

ノートルダム学院小学校は、スポーツでも勉強でもとにかく「○○大会」というのがとても多くて、生徒も先生も大会に向けて一生懸命にがんばるというイメージがあるのですが、僕は「一生懸命やるのはカッコ悪い」と思うような小学生でした。何をやっても中途半端だったなと少し反省しています。でも、遠泳合宿など、いやでも逃げられない行事もたくさんあり、そういう経験の中で、精神力は鍛えられたと思います。高校生になった今、何に対しても一生懸命取り組めるようになったのは、小学校時代に、みんなががんばる姿を見てきたからかもしれません。自分も負けてはいられないという気持ちになりますね。

真剣に叱ってくれたことに感謝

先生にはよく叱られました。「絶対これをやったら叱られるだろうな」とわかっているのに、いつもやってしまう。そのたびに呼び出されて思いっきり叱られていました。でも、どこかで、これは愛の鞭だというのはわかっていたのかもしれません。

中学受験をして、合格したときのこと。学校に報告に来たら、あんなに叱られて怖いと思っていた先生が、大声で「お前、よかったな!」と駆け寄ってきて、ぎゅっと抱きしめてくれました。胸が熱くなりましたね。

そんなふうに、先生と生徒の距離が近いことは、ノートルダム学院小学校のいいところだと思います。小学校のころから、大人と対等に話すことに慣れていたから、高校に入った今でも、臆することなく先生と話ができる。それは、自分の強みになっていると思います。

人として大切なことをたくさん学んだ

人としての基礎は、この学校で培われたと思っています。勉強も厳しかったですが、勉強だけではない、いろいろな経験をし、その中で、自分という人間が作られていったと感じます。目上の人との接し方や、人の話を聞くこと、自分の考えもしっかり言うこと、大切なことをたくさん学んだと、感謝しています。