2024年度 学校評価について
2025年3月28日
保護者の皆様
ノートルダム学院小学校
校長 原山 稔郎
2024年度学校評価について
木々が芽吹き、生命の息吹を感じる頃となりました。桜の花もちらほら咲き始め、心華やぐ季節となりました。
今年度も、多くの皆様のご支援に支えられ、無事に学年末を迎えることができました。普段の教育活動への保護者の皆様のご理解とご協力に、心より感謝申し上げます。
さて、本校教育活動の質的向上を目指し、今年度も学校評価を実施いたしました。ご多用の中、webからのアンケートにご回答いただきありがとうございました。「あてはまる」「ややあてはまる」の回答を合わせて90%以上をほぼ満足できる状況と考え、各評価項目の集計結果を分析すると、昨年度同様、「ほぼ満足できる」の割合において、全体的に良い評価をいただきました。
アンケート結果がまとまりましたので、以下の通りお知らせをいたします。なお、結果のデータは、本校ホームページ「学校評価」に掲載しておりますので、そちらもご参照ください。
Ⅰ学校評価実施について
・12月8日「学校評価アンケート」のお願いのお知らせ
・12月17日~12月24日 保護者様対象(webから回答)アンケート実施
・2月中旬 児童対象アンケート実施
・3月上旬 教職員対象アンケート実施
・3月28日 アンケート結果と考察のお知らせ
今回は、上記の日程で実施しました。
アンケートは、児童対象25項目、保護者様対象24項目、教職員対象29項目について実施いたしました。それぞれのアンケートに対して、「あてはまる」「ややあてはまる」「あまりあてはまらない」「あてはまらない」のいずれかを尋ねました。自由記述については、学校が良くなるため、また児童がより良く育つために、お気づきの点をお書きいただきました。
Ⅱ学校評価結果と考察について
1.調査実数
(1)全校児童607名
(2)保護者:371名
(3)教職員:41名
2.児童回答より
(1)「あてはまる」「ややあてはまる」が90%以上となった項目
④「すすんでよいことをおこなうように心がけている」
⑤「安全に気をつけ、マナーを守って登下校している」
⑥「学校のものや自分の持ち物を大切に使っている」
⑨「授業中、落ち着いて学習に取り組むことができている」
⑩「授業中、友だちや先生の話をよく聞いている」
⑪「授業のノートやタブレットなどの記録をきちんととり、活用できている」
⑮「先生の話はわかりやすい」
⑯「先生は、ノートや日記、プリントなどをていねいに見てくれる」
⑰「タブレットやパソコンを使った授業はわかりやすい」
⑲「毎日、学校に行くことが楽しい」
⑳「自分から気持ちのよいあいさつができている」
㉒「毎日朝食を食べている」
今回は、新たに⑩⑳の2項目について、できていると回答しています。⑫「授業中に考えを話し合うことができている」については、90%を下回りました。子どもたちが、発表しやすい雰囲気づくりや発表するための準備時間の確保、多様な発表方法などを積極的に取り入れます。
(2)「あてはまる」「ややあてはまる」が80%以下となった項目
③「創立者マザー・テレジアについてよく知っている」
㉓「早寝、早起きを心がけている」
㉕「食事のマナーを守り、好き嫌いせずに残さず食べる」
⑬については、基本フレーズの練習、実際に使うシチュエーションづくりなど、子どもたちが楽しく、実際に使ってみたくなるような、指導の工夫をいたします。
3.保護者様回答より
(1)「あてはまる」「ややあてはまる」を合わせて90%以上の項目
①「学校の教育方針はわかりやすく伝えられ、時代の要請に合っている」
②「日々の祈りや宗教教育、宗教行事は、子どもの心の育成に役立っている」
③「教職員は、丁寧な言葉遣いやあたたかい態度で子どもと接している」
④「教職員は、熱意をもって子どもに関わっている」
⑤「教職員は、あいさつや登下校マナーなどをしっかり指導している」
⑥「規律ある学校生活が送れるよう、きめ細やかな指導がなされている」
⑦「授業内容に興味・関心を持ち、基本的な内容が理解できている」
⑩「教員は、楽しくわかりやすい授業を行っている」
⑪「教員は、子どもの学力を向上させるため、前向きに取り組んでいる」
⑬「教員は、計画的に宿題を出している」
⑭「教員は、ノートや日記、連絡帳などをこまめに見ている」
⑮「教員は、タブレットやパソコンなどICT機器を活用し効果的な授業に取り組んでいる」
⑯「教員は、学年・学級をよくまとめ、よい学習環境を作っている」
⑰「子どもは、友だちと仲良く、楽しく学校生活を送っている」
⑱「子どもは、朝ごはんを毎日食べている」
㉑「学校の施設設備は整っていて充実している」
㉒「学校は、家庭と連絡を取り合って子どもの教育にあたっている」
「あてはまる」「ややあてはまる」の肯定的評価を合わせて90%以上いただいたのは、全24項目中、上記の17の項目で、「ほぼ満足できる」と回答をいただいた評価は、3年連続で同じ割合でした。⑭「教員は、ノートや日記、連絡帳などをこまめに見ている」については、昨年より5%のプラスでした。今後も、日々の点検を丁寧にできるよう努力いたします。また、㉓「学校だより、学年だより、ホームページなどから、学校の様子をよく知ることができる」については、昨年より若干マイナスでした。次年度は、全体的に学校の様子が正確に伝わるよう、努力・工夫いたします。
(2)「あてはまる」「ややあてはまる」が80%以下となった項目
⑨「簡単な英語を使ってあいさつをしたり、話したりすることができている」については、今年度もわずかながら80%に届いていません。
子どもたちへの質問の⑬「英語を使って、あいさつや簡単な会話ができている」についても、80%に届いていませんので、子どもたちが楽しみながら、日常の学校生活の活動の中で、英語に接する機会を充実させ、自信を持って話すことができるような指導を心がけます。
4.よりよい学校となるため、また児童がより良く育つために、自由記述の建設的なご意見について
昨年度に続き、教職員による対応、学級通信内容にクラス差がある、参観や懇談など学校行事等のお知らせが遅いなどといったご指摘をいただき、皆様にご不快な思いとご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。今年度も、改善に向けて努力をいたしましたが、努力が足りなかったと反省をしています。タブレットや携帯電話の扱い、子どもたちの言葉遣いや通学態度に関しては、ご家庭のご協力が欠かせませんので、どうぞよろしくお願いいたします。また、制服に関しましては、業者との折り合いがうまくいかず、結果として、児童・保護者の皆さまにご迷惑をおかけいたしました。現・新制服を併用しながら、一番良い方法を検討してまいります。オーガニック給食については、さらに改良をしながら献立を考えていきます。また、本校の教育活動への高い評価や励ましのお言葉も多くいただきましたことに深く感謝申し上げます。これらを励みにしつつ、いただいた厳しいご意見を真摯に受け止め、より良い教育活動を目指して努力してまいります。
5.教職員回答について
教職員は、重点目標として「宗教教育の実践」「教員の指導力向上と授業改善」「安心できる学級経営の実現及び生活習慣」について、29項目の自己評価と、項目ごとの目標達成の取り組みについて振り返りを行いました。次年度、振り返りの結果を児童への指導に活かします。
6.最後に
今回の結果を受けて、教職員一人ひとりが現状の課題を正確に捉え、自らの人格と指導力の向上に努めながら、授業の質をさらに高め、学校教育活動の充実に繋げてまいります。また、教職員が定期的に振り返る機会を積極的に増やしていくようにいたします。
さらに、カトリック校としてイエス・キリストの教えを心に刻み、より一層、児童一人ひとりを大切にする教育を推進してまいります。今後とも保護者の皆さまには、本校の教育方針や活動へのご理解とご協力をお願い申し上げます。
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