(今週のノートルダム(6/20- ) vol.1)

6月21日、6年生はNDタイムを利用して、平和NGO 「テラ・ルネッサンス」の鬼丸理事長からアフリカのウガンダについて貴重な学びの時間をいただきました。

6年生と鬼丸先生との出会いは、5年生の時の平和学習を通じてのことでした。戦乱で足を失ったカンボジア人も支援しているテラ・ルネッサンスに、応援の手を差し伸べたのでした。そして今回、先生のお話を通して6年生はウガンダにも大きな関心を示しました。アフリカの叡智」プロジェクトの始まりです。

 
<昨年10月、鬼丸先生から地雷についてのお話を聞いている様子>
 
<昨年12月、鬼丸先生に募金を託した子ども達>

「アフリカの叡智」は愛・地球博の市民参加型プロジェクトのひとつで、本来アフリカの持つ豊かさを多くの人に知ってもらうのがねらいです。具体的には、日本の小中学校の中から特に進んだ国際理解教育を行っている10校が選ばれ、2校ずつがひとつのグループとしてアフリカ5ケ国のパートナー校となります。京都の学校としても、また全国の私立小学校の中でも唯一本校が選ばれ、宮崎県の公立中学校とともにウガンダとのかかわりを持ち始めることになったのです。

ウガンダでは内戦による少年兵の増加が深刻だと鬼丸先生は力説されました。それは志願兵ではなく、反政府軍が夜陰に乗じて少年を誘拐し、自らの兵士に強制的に育てあげるという残酷な事実です。恐怖心を取り除く訓練のため、自分の村へ連れて行かれ実の母親を殺害するよう命令されたという少年の紹介もありました。テラ・ルネッサンスはそのような地獄から脱出できた少年たちのケアをしています。

 
 
<今回はウガンダについてのお話を聞かせてくださいました>

7月初め、ウガンダの民話朗読団が6年生のために来校します。「アフリカの叡智」が凝縮していると言われている民話や神話を在日アフリカ人学生が日本人の若者と協力して紹介してくれます。最終的にはウガンダのパートナー校との交流が予定されています。手紙やビデオレターの交換などを行う予定です。また、8月下旬には、 愛・地球博の会場で10校の代表によるサミットが開かれることにもなっています。

これまでアフリカにも支援を送り続けてきた 本校ボランティアサークルの保護者の方々とも手を取り合いながら、学校としてこのような貴重な学習の機会を最大限に活かしていくつもりです。このプロジェクトについてはこのホームページで随時お伝えいたします。