12月3日、1年生の学習発表会「大茶会」がNDホールで行われました。それぞれ、お家の方をお客さまとしてお招きして、心をこめておもてなししました。

会場では、未生流笹岡 次期家元 笹岡隆甫先生のご指導のもと、華道クラブの子ども達がいけたいけばな、子ども達が自分で染めたざぶとんカバー、ステンドグラスをイメージした作品などが華やかにお客さまをお迎えしました。

   

今年の大茶会のテーマは「つながり」です。人とのつながりを大切にし、感謝のこころを伝えます。

お茶のおもてなしに先立って、礼法で学んだ作法やこの大茶会のために自分達で作ったお菓子、風呂敷、座布団カバー、お茶碗についての発表を行いました。

   
   

いよいよお茶会が始まります。東京や四国など遠方からお越しくださったお客さまもいらっしゃいました。

最初にお菓子をお出しします。前日に子ども達が作ったもので御菓名は『わごころ』です。仲間のおもいやり、良いところを認め合う心、友達や家族とのつながりを表現しています。

ついたての向こう側の水屋では、父母の会 茶道サークルのお母様方が子ども達のおもてなしのお手伝いをしてくださっています。子ども達は熱いお茶碗を持って、お客さまのところまで気をつけて運んで行きました。

子ども達はお客様の前でお茶を点てました。礼法の授業で学んだとおりに、きれいなおじぎをして、感謝の心やおもてなしの心を表しました。

お客さまが子ども達が絵付けをしたお茶碗を愛でてくださり、子ども達も自分の描いた絵についてお話ししました。なごやかな時間が流れます。

京都ノートルダム女子大学の学長先生、ノートルダム女学院中学・高等学校の校長先生、理事の先生もこの大茶会においでくださり、子ども達がお茶とお菓子でおもてなししました。

お道具を収める際に、お茶碗の箱に入れておいた感謝のメッセージカードをお客さまに読んでいただきました。子ども達にもお客さまにもうれしい笑顔の輪が広がりました。
お道具は子ども達が染めたふろしきで包みます。

続いて、4月から今までの学校生活について学習発表を行い、成長ぶりをお家の方々に見ていただきました。

最後は1年生全員で歌を贈りました。本校音楽科の寺下教諭が作詞・作曲した「いのちのうふふ」では、「ありがとう、ありがとう、このいのちのリレーを」「ありがとう、ありがとう、生まれてきてよかった」という歌声に涙する方もおられました。

1年生の学年目標である『WAWAWA1年生』にそった、心温まる発表会になりました。
「WAWAWA」とは― 思いやるこころの「和」、まわりの人々とのつながりの「輪」、おどろき・はっけんの「Wow」―です。

すばらしい発表をすることができた子ども達にも、支えてくださった茶道サークルのお母様方にも、教員達にも、お客さまは惜しみない拍手を贈ってくださいました。


<大茶会前日の準備の様子を一部ご紹介します>

子ども達は一度練習で作ったお菓子を大茶会本番用に調理室ではりきって作りました。

立派ないけばなは笹岡先生のご指導のもと、前日に華道クラブの子ども達がいけたものです。

父母の会茶道サークルのお母様方は前日にも会場で準備をしてくださいました。

多くの方々に支えられて、すばらしい大茶会を開くことができました。

支えてくださった方々、お越しくださったお客さま、
皆様に感謝申し上げます。