ノートルダム学院小学校は、12月8日に創立56周年を迎えました。本校では「無原罪の聖マリア」の祝日である12月8日を創立記念日としています。

12月6日には、創立56周年を記念する集いを持ちました。(風邪やインフルエンザなどが流行する季節であるため、ホールでの式に代わり、校内テレビ放送を通じて、全校集会を行いました。)

マザーテレジア・ゲルハルディンガーがドイツでノートルダム教育修道女会を創立したのは1833年、今から177年も前のことです。ドイツからアメリカに渡ったノートルダムは、1948(昭和23)年、第二次世界大戦後の荒廃した日本に“教育による復興”をと、4人のシスターを遣わしました。日本のノートルダムはアメリカの人々の善意の寄付で設立されたのです。

シスター達の来日から6年後の1954(昭和29)年にノートルダム学院小学校が開校されました。当時の白黒写真がテレビに映し出されます。今と同じ校舎であることが写真からもわかり、歴史と伝統を感じとることができました。初期の頃は、教室(現在の2年5組)に聖堂があったと聞いて、子ども達も驚いた様子です。


<2年5組の教室は昔は聖堂でした>


<現在の2年5組の教室 ― 歴史を感じます>

創立者マザーテレジア・ゲルハルディンガーの言葉が紹介されました。
「人が変われば世界が変わる」― 創立者が教育にかけた思いは100年以上の時を経た今日、遠く離れた日本でも根を張り、実を結んでいます。

校長先生からは校章についての話がありました。校章に書かれているラテン語の言葉は“Virtus et Scientia”、すなわちノートルダムの教育のモットーである「徳と知」です。その上に書かれた“J”と“M”がイエス・キリストと聖母マリアを表していることも学びました。

世界各地の美しいノートルダムの聖堂も紹介されました。
ノートルダムとは聖母マリアのことです。聖母マリアに祈りをささげて、集いを終わりました。

これからも本校の子ども達が、
世界に広がる、伝統あるノートルダムの一員として
「徳」と「知」を兼ねそなえて成長していくことができますように。