ディスカバリーアメリカコースの4日目は、イリノイ州スプリングフィールドを訪ね、リンカーンの家、州庁舎、リンカーン博物館などを見学しました。現地からの報告です。

7月26日、バスでホストファミリーとともにイリノイ州の州都スプリングフィールドに向かいました。奴隷解放で有名なリンカーンが住んでいた場所として有名な町です。

最初に訪れたのはリンカーンが弁護士、大統領を務めた時代に住んでいた家です。現地ガイドの方の説明を聴きながら、見学します。ホストファミリーの女の子も、熱心にメモをとっていました。ノートルダムの子ども達も英語の説明と引率教員の翻訳の両方を聞いて学習しました。

 
 

次に向かったのは、イリノイ博物館です。この州の自然の今と昔を、分かりやすく展示、解説してあります。
本物と見間違えるほど精巧にできた模型があります。イリノイ州は北はミシガン湖に面した砂浜、中部から南部にかけては草原、森林なども広がっている、多様性に富んだ地域でした。南北にも長い地形で、北部では、マンモスなど古代氷河期に活躍した生物も出土しているようです。
ギフトショップには、生物のミニチュア模型、雑誌などがありました。ホストファミリーと一緒に見て回りました。

 
 

博物館では、ペニー(1セント)硬貨を入れると、それをプレスして記念メダルに作り変える機械がありました。日本では違法ですが、アメリカでは”スーベニアメダル”として見かけるものです。ここでも文化の違いに触れました。

 

お昼は、ホストファミリーごとにお店を選んで、食事をしました。バーガーキングに行った子ども達が自力で注文をして食事をしている様子です。「フライド・アップル」というメニューがありました。好奇心たっぷりに注文している子ども達もいます。
「お腹をこわすから、ソーダは飲み過ぎないで。」と注意もしてくださる、ホストマザーやホストファーザーの心配りは本当にありがたいです。

 
 

午後からも市内を回りました。まずは、州庁舎です。大変大きくて高い建物です。どっしりして厳かなたたずまいに、子ども達もただただ見上げるばかりです。
日本ではほとんどの場合、一番大きな都市が県庁所在地ですが、アメリカでは、歴史の深さで決まるようです。シカゴも同じイリノイ州にあるのですが、州都はここ、スプリングフィールドです。1877年に建てられたという州庁舎は、ヨーロッパからその建築様式を取り入れて、大理石と木彫でとても立派な造りに仕上げられています。会議場や法廷などを見学しました。
最後、見学が終わってから、一人の男の子が、案内してくださった係の方に歩み寄りました。"Thank you!!" 周りの子ども達も駆け寄って、記念写真になりました。

 
 
 

この日最後の訪問地は、リンカーン記念館です。リンカーンの生涯を、3Dの映画、ろう人形や彼ゆかりの品々を通して学ぶことができます。館内はほとんどが撮影禁止でしたが、”リンカーンと一緒に”記念写真を撮ることができました。
リンカーンは、奴隷解放やゲティスバーグの演説で有名です。今回の訪問でさらに分かったことは、彼は、奴隷制を巡って分裂の危機にあった合衆国を救った英雄でもある、ということでした。”だからこそ、リンカーンは今でも根強い人気があるのです。”ホストファミリーの一人の方は、そう言っておられました。

 
 
 

夕食は全員でビュッフェレストランに行きました。ホストファミリーの方々と回って、色々なお料理を見ているとどれにしようかと迷います。日本食もあって、特にお寿司は人気でした。

 
 
 

この後、バスで2時間かけてベルビルに戻りました。
今日もさまざまなことを学び、ホストファミリーとの親睦も深めた充実した一日でした。