7月27日、ディスカバリー五島列島・長崎コースは最終日の3日目を迎えました。

長崎での朝、まずは散歩に出かけました。オランダ坂までは歩いて3分です。海に面した「水辺の森公園」からは長崎港の船がたくさん見えました。長崎ならではの異国情緒のある石畳の道や港の風景を楽しみました。

散歩のあとに朝食をとり、3日目の学習が始まります。

最初の見学地は日本二十六聖人殉教地を訪れました。二十六聖人碑の前で朝の祈りをしました。
記念館では、殉教された方々について考え、キリスト教の歴史を学びました。


次に訪れたのは、長崎原爆資料館です。子ども達は5年生の時、広島を訪れ、戦争や原爆について学習し、平和について考えました。悲惨な原爆による被害について、亡くなられた方や後遺症に苦しむ方に思いをはせながら見学しました。

その後、爆心地、平和公園へと歩いて行きました。平和祈念像の前では、原爆で亡くなられた方々を想い、手を合わせて祈りました。

お昼には長崎名物の皿うどんをいただきました。このディスカバリーの3日間、おいしいお食事を用意してくだった長崎の方々に感謝します。

午後の最初は、如己堂と永井隆記念館を訪れました。永井隆博士は自らも被爆し、原爆症と闘いながらも、その病を研究し、また世界平和を強く祈った人です。永井隆博士もクリスチャンで、如己堂は「己の如く人を愛せよ」という聖書の言葉からきているそうです。


浦上天主堂は、引率した本校教員と同級生の下窄神父様が案内してくださいました。2年前の6年生の修養会でもお世話になった神父様です。
原爆により崩れ落ちた、浦上天主堂の鐘楼や石像を見て、原爆の被害の大きさをここでも感じました。
被爆マリア像のチャペルで、祈りを捧げました。

暑い中、皆よく歩いて見学地をまわり、「平和」についての多くのことを学びました。

このディスカバリーの最後に、カステラ作りの体験学習を行いました。

たくさんの卵を割って、機械でよく混ぜます。白っぽくなったら、ハチミツを入れ、続いて小麦粉も入れました。ざらめを敷いた容器に流し入れたら、オーブンに入れて焼きはじめ、時々生地を混ぜます。
焼き上がるのに時間がかかるので、先に作ってあったカステラをその場で切って、焼きたてをいただきました。

子ども達が作ったカステラは、焼きあがったら京都に送ってくださるとのことで、届くのが楽しみです。

この3日間、キリスト教について、平和について、多くのことを学びました。

長崎から飛行機で伊丹へ、伊丹からはバスで京都駅に到着しました。たくさんの方々にお世話になったことに感謝して、解散式を終えました。