7月24日、ディスカバリー沖縄コースは2日目を迎えました。

皆元気に目覚め、朝食をいただきました。今日一日、しっかりと学習できますように。

ディスカバリー沖縄コースの2日目は、沖縄に残された戦跡を訪ね、「戦争と平和」について考えます。

最初に訪ねたのは対馬丸記念館です。
1944年、学童疎開の子ども達を乗せていた対馬丸は魚雷攻撃を受けて撃沈されました。戦争が引き起こす悲劇は子ども達も容赦なく巻き込んだのだということを知りました。

5歳の時に対馬丸に乗船し、家族でただ一人生き延びられた語り部の方からお話を伺いました。子ども達は真剣に耳を傾けていました。

旧海軍司令部壕へ向かいました。戦争中の地下陣地だった場所です。
幕僚室では幕僚が手榴弾で自決したときの破片の後が当時のままくっきりと残っていました。ここで大勢の方が亡くなったことを考えると地下の空気がいっそう重苦しく感じられました。

ひめゆりの塔、ひめゆり平和祈念資料館に行きました。ここでも証言員(ひめゆり学徒生存者)の方による当時のお話を伺うことができました。
目の前で亡くなっていく友達に何もしてあげられなかったことが未だに悔しくて苦しい、とおっしゃていました。ただ生きることも、大切な友人を助けることもできない時代があったと、涙ながらにお話しくださいました。

「友達を大切にし、毎日をしっかりと生きてください。」ということばを胸に 祈念資料館を後にしました。

昼食は、 沖縄そばと沖縄天ぷら、もずく酢、ミミガーあえものという沖縄の郷土料理メニューでした。一日三食当たり前のように食べられるということに感謝していただきました。

午後は糸数壕の見学に行きました。
この壕の中でたくさんの方が亡くなりましたが、この壕のおかげで救われた命もありました。平和を学ぶために中に入らせてください、とお祈りしてから見学しました。

平和の礎、摩文仁の丘を訪ねました。戦争で多くの方々が命を落とされたということをここでも実感しました。

沖縄県平和祈念資料館では、沖縄戦から日本返還までの歴史を学びました。

戦争と平和について、多くのことを考える一日となりました。


宿舎に帰り、牧志公設市場に出かけました。市場の食堂街で自分達でお店を選んで自分達で好きな料理を注文していただきます。
海ぶどう丼、沖縄風ラーメンやチャーハン、ソーキそば、ゴーヤチャンプル、へちまの味噌炒めなど沖縄の味を楽しみました。


国際通りを散策後、宿舎に帰って、今日学んだことをふり返って書きとめています。(20:30更新)