2日目は、ソウルにある世界遺産、昌徳宮を訪れました。

 

この日は、地元の高校生もたくさん訪れていて、大賑わいでした。この昌徳宮は、昔王様がすんでおられたところですが、日本に残っているお城とくらべるとずいぶん塀が低く、入りやすくなっています。日本のお城が敵から攻められにくいように堀や石垣を建築したのに対して、韓国の王宮の堀は一般の人が「身を清めるため」のものであり、だれでも王様と会いやすいような建築になっていることが特徴的です。

このあと、韓国の歴史などが展示してある博物館に移動しました。

 

(博物館の中は撮影できませんでした。)韓国の歴史や文化がわかりやすく展示されていました。

 

博物館から出ると、お世話になった金純子先生とお嬢様とはここでお別れです。家族のように親しく接してくださって、お嬢様ともずいぶん仲良しになりました。それだけに、お別れはつらいですが、また再会できると信じて、アンニョン ヒ ケセヨ(さようなら)・・・。

 

 

純子先生からは「サランヘヨ(愛してる)」のお言葉をいただいて、バスに乗り込みました。これから統一展望台に向かいます。

・・・その前に、お待ちかねの昼食です。お茶碗は手にもたないで、スプーンとかねのお箸を上手につかって食べる韓国の食事にも慣れてきました。

 

 

 

 

昼食後もバスで移動です。バスから見える景色も、少しものものしくなってきました。北朝鮮との国境に近づいているからです。韓国では兵役があり、男性はある期間必ず軍隊に所属しなければなりません。国境を守るのも、この軍隊の人たちです。

 

統一展望台につくと、まずはガイドの金先生からお話を聞きました。金先生のご両親は、実は北朝鮮の方だということでした。韓国と北朝鮮は、もとは同じ国でした。金先生のお父さんは、韓国と北朝鮮が戦争をしているときに着の身着のままで戦争にでかけたが最後、自分の国に戻れなくなったということです。私たちは、家族と国の境目で別れなければならないことなどありません。しかし、このように、韓国には国境によって家族と離れ離れになってしまった人たちがたくさんいるのです。

 

この後、展望台の中でいろいろな説明をききました。北朝鮮がどのような様子なのか、少しだけ知ることができました。また、望遠鏡を使って北朝鮮の様子を実際に目で見ることもできました。(写真は望遠鏡に入れるコイン。)

   

 

日によっては北朝鮮の人が畑仕事などをしている姿も見ることができるそうです。この日は、人の姿はあまり見られなかったようです。

 

韓国と北朝鮮・・・統一展望台は、この2つの国の統一を願う人々の思いがつまった場所でした。

さて、この後一路バスで全州へ向かいます。3時間半から4時間の移動です。

 

全州についたときにはすっかり夜でした。

この日は、ブレストサクラメント修道会にごあいさつに行き、聖堂でお祈りをさせていただきました。シスター方があたたかく迎えてくださり、この日の出会いに感謝しました。

 

 

こちらの修道会では、貧しい人たちの支援を行ったり、病院でサポートをしたりするお仕事をされています。大きな修道院にたくさんのシスターがいらっしゃって、本当にあたたかい雰囲気です。

おやつもごちそうになりました。

 

 

修道院には次の日に正式に訪問します。この日はおやつをいただいて夕食の場所に移動しました。

この日の夕食はザザン麺でした。

 

 

この日から全州のホテルに宿泊です。しおりにふりかえりをまとめて、この日もゆっくり休みました。