ノートルダム学院小学校では、2004年度から韓国ディスカバリーを実施しています。今年度は4・5年生10名が参加し、様々な体験をしてきました。

 

このコースでは、韓国の文化を体験するだけでなく、韓国のカトリック信者の方々との交流も目的としています。国を超えて祈りをささげ、小さな平和の使者として行動することができた4日間でした。

 

まずは、1日目(12月18日)の様子を紹介します。

関西国際空港に集合し、お見送りに来てくださった家族とともに、お祈りの時をもちました。4日間、安全によい学習ができますように。お別れを惜しんで搭乗口へ向かいました。

 

 

関西国際空港から韓国の仁川空港までは1時間半程度でしょうか。あっという間に到着しました。

 

仁川空港では、現地ガイドの金先生が出迎えてくださいました。また、卒業生の金純子先生(純子先生とお呼びしていました!)とお嬢さんも出迎えてくださり、ソウルの旅を共にすることができました。マイクロバスで向かった先は・・・

 

どこかわかりますか?遊園地やデパートではありません。ソウルの啓星小学校です。クリスマスの美しい飾り付けで、あたたかく迎えられました。

 

啓星小学校はカトリックの私立小学校です。数年前に校舎が新しく建てかわり、たくさんの子どもたちがのびのびと活動している様子は、ノートルダム学院小学校と少し似ているような感じもします。

 

小学校に着くと、教頭先生がおもてなしをしてくださいました。日本からのおみやげも渡し、感謝の気持ちを表しました。

 

 

下の写真は、啓星小学校で出していただいたおやつです。↓

 

 

そのあと、啓星小学校の人たちによる太鼓の演奏をききました。カラフルな装飾とその大きさに驚きました。でも何より驚いたのは、体の芯にまで届く力強い音と気迫です。

 

 

日本からきた私たちのために、心をこめて演奏してくれたみなさんに、「カムサハムニダ」のごあいさつをしました。

その後も、啓星小学校のいろいろな施設を見学させていただきました。テレビスタジオ、図書館、図工室・・・どの教室もぴかぴかです。

 

 

 

啓星小学校の聖堂にも入らせていただきました。韓国に無事たどりつけたことに感謝し、これからよい学習ができるようにと4、5年生がお祈りしました。聖堂に入るときに、くつをきちんとそろえていた人がいたのを、啓星小学校の教頭先生やシスターが見られてとても感心しておられました。うれしいお褒めの言葉でした。

 

案内してくださった教頭先生とシスターに感謝し、啓星小学校をあとにしました。これからも、お隣の国のカトリック校同士、仲良くあたたかい関係を築いていきたいですね。

 

 

啓星小学校を後にして、韓紙工房へ向かいました。工房の中は、先生が韓紙で作った作品がずらりと並べられていました。小物入れ、棚、箱・・・どれも美しいものばかりです。

 

 

 

韓紙は和紙と材質が似ていて、今回作った箱も薄い韓紙をのりで強くしながら仕上げていきました。

時間の関係で、最後まで仕上げられませんでしたが、やりかたをきいて、残りは家で完成させることになりました。素敵なおみやげができました。

 

一日のしめくくりに、明洞聖堂でしばしお祈りの時間をもちました。明洞はソウルの中でも大変にぎやかなところです。でも少し坂をあがると、そこにはステンドグラスの美しい大きな教会。この日は夜に到着したのですが、その美しさに目をうばわれました。

  

たまたまミサの最中でしたので、大勢の人たちの中で手を合わせて祈りました。ミサは、もちろん韓国語です。日本から離れたことを改めて実感し、そして祈りの心はどの国に行っても同じなのだと感じました。

 

外に出て、マリア様の御像の前で一日を振り返り、安全に過ごせたことを感謝しました。

 

 

少し寒かったですが、この後は待ちに待った夕食です。この日は韓国風のすき焼きのようなものをいただきました。もちろんキムチも出てきて大喜び!

 

 

韓国ディスカバリー1日目は無事終了しました。飛行機での移動の疲れも見せず、新しい発見があったりおいしいお料理をいただいたりして、楽しく1日をすごすことができました。1日共に過ごしてくださった金純子先生とお嬢さんにも、きちんとあいさつをすることができました。