7月21日、ディスカバリー沖縄コースは2日目を迎えました。

ディスカバリー沖縄コースの2日目のテーマは「戦争と平和」です。沖縄に残された戦跡を訪ねます。
まず最初に訪れたのは、旧海軍司令部壕です。説明の展示を見てから、実際の壕の中を見学します。

旧海軍司令部壕は、持久戦を続けるための地下陣地でした。地下壕にはいくつかの部屋とそれをつなぐ坑道があります。戦時中の兵士がここで大勢亡くなったことを考えると地下の空気がいっそう重苦しく感じられます。

地上に出ると、異なる時代から平和な現代に戻って来たようでした。
ひめゆりの塔に向かいました。朝降っていた雨はあがっています。

亡くなっていった若いひめゆり学徒の方々に思いをはせて、祈りをささげました。
ひめゆり平和祈念資料館では、戦時中の悲惨な状況を知りました。亡くなられた方々の肖像もありました。一人ひとりに大切な命があったのです。

早めの昼食をいただき、轟の壕へ出発します。

轟の壕では現地のガイドの方のお話をうかがいました。戦時中はこの地下洞窟の真っ暗な空間に多くの方が逃げ込んでいたそうです。死の恐怖や飢餓などの状態を想像しますが、計り知れません。

沖縄県平和祈念資料館では、沖縄戦から日本返還までの歴史を学びました。展望台から平和祈念公園、摩文仁の丘が見渡せました。

平和の礎(いしじ)には沖縄戦没者の名前が軍人、民間人や敵、味方の区別なく刻まれています。20万名を超える名前が刻まれた石碑からも戦争の悲惨さや平和を願う思いが伝わってきます。

平和祈念公園の中を摩文仁の丘の沖縄戦没者墓苑まで歩きました。

沖縄コースの学習のねらいに「沖縄で繰り広げられた過去の悲しい出来事を知り、平和な未来を考える」「戦跡を訪ね、沖縄の人々の思いに触れ、自ら考える学習をする」とあったとおり、戦争と平和について多くのことを考えさせられた一日でした。

16:20に無事にホテルに着きました。夕方は公設市場に行ってそこで夕食もいただきます。(17:30更新)