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2026年6月10日

時の記念日(6月10日)

 6月10日は「時の記念日」です。

 時間という事を考えると、学生時代、夕暮れのグラウンドで過ごした練習の光景がふと浮かびます。 高校から社会人まで、長年アメリカンフットボールという競技に夢中でした。あの頃、練習の時間は自分を鍛え上げるための、厳しくも熱い場所でした。泥だらけになって何度もプレーを繰り返し、笛の音を聞きながら、どうすればもっと速く、もっと強く動けるかと、ただそれだけを考えていた日々。時計の針を気にすることなんて、正直ありませんでした。ひたすら目の前のボールと仲間に向かって走っていた、あの頃の自分が懐かしく思い出されます。 50代後半となった今、あの頃のような激しさからは少し離れ、時間の流れもずいぶんと穏やかになりました。 今となっては、ヘルメットを脱いだ後の、あの心地よい疲労感や、仲間と交わした何気ない会話のほうが、かけがえのない宝物のように感じられます。張り詰めた時間もいいけれど、今はふと足を止め、季節の風を感じたり、ゆっくりとコーヒーを淹れたりする、そんな「余白の時間」にこそ、暮らしの豊かさがあるのだと教わった気がします。 時計の針は変わらず進んでいきますが、今の私には、その速度を無理に追いかける必要はないのだと思えるようになりました。 あの頃、グラウンドを全力で駆け抜けたあの日々と同じように、今日という一日も、また違った意味で大切な一日です。焦らず、一歩ずつ。皆様にとっても、今日という日が、穏やかで心豊かな時間となりますように。

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