ND小の教育 教育方針 

「徳と知」をモットーとする全人教育

「人が変われば世界が変わる」

―その信念から始まった、ノートルダムの教育

本校は、創立者マザーテレジア・ゲルハルディンガーが掲げた「徳と知」をモットーとする全人教育を柱に、1954 年にその歩みを始めました。
「人が変われば世界が変わる」、この理念のもと、一人ひとりの子どもを大切に育てることこそが、よりよい社会への一歩だと信じて、教育活動に取り組んできました。
しかし、この深く豊かな理念を小学生にそのまま伝えることは、容易ではありませんでした。そこで開校から約20年後、当時の校長であったSr.マーグリット塩田が子どもたちにわかりやすく理念を語る言葉として、次のような教育目標を作りました。

「よく祈り、よく学び、持っている力をよく伸ばし、それをつかって、人に奉仕しよう」

この言葉は、今もすべての教室に掲示され、子どもたちの心に日々語りかけています。卒業後もこの言葉を胸に歩む卒業生たちがいることは、私たちの誇りです。

創立者マザー・テレジア・ゲルハルディンガーの像
教室に掲示されている教育目標

ミッション・コミットメント

―「徳と知」を、日々の歩みの中で生きるために

創立から半世紀が過ぎた頃、創立の精神を直接知るシスターたちが引退を迎える中で、本校はあらためて教育の原点を見つめ直しました。
こうして生まれたのが、ノートルダムのミッション・コミットメントです。
これは、私たちが大切にしてきた「徳と知」の精神です。子どもたちと共に歩んでいくための日々の実践であり、学院全体で掲げる行動指針です。

ミッションコミットメント
尊ぶ:人と自分、物と自然の全てに敬意をもって向き合います。
対話する:心をこめて聴き、かかわりから学び、真理を探究します。
共感する:心を開き、人や時代の要請に敏感な感性を持ちます。
行動する:対話し、決断し、責任を持って人々の幸せと世界平和のために行動します。

これは学院の守護者聖母マリアに倣う生き方として、子どもたちの毎日の学びと生活に息づいています。

未来を担う子どもたちのために

―深い信頼と祈りのうちに、子どもたちの可能性を信じて育てる

私たちノートルダム学院小学校は、神への深い信頼のもと、子どもたちが自らの可能性を伸ばし、その力で社会に貢献できる人に育つようにと願って、教育に取り組んでいます。
変わりゆく時代の中でも、変わらない「思いやりの心」を育む――それが本校の教育です。

めざす児童像

神を敬い、自分も人も大切にする子ども

神を敬い、自分も人も大切にする子ども

  • 正しいもの、美しいものを大切にし、豊かに感じる心をもつ
  • 神から与えられた能力を伸ばすために、真剣に学ぶ
  • 喜んで働き、進んで神と人のために奉仕できる
よく考え、自ら学ぶ子ども

よく考え、自ら学ぶ子ども

  • 自ら目標を定め、主体的に学習を進め、学び方を身につける
  • 進んで課題に取り組み、最後までやり遂げる
  • 知識や技能を学び、思考力・判断力・表現力を身につける
健康でいきいきとした子ども

健康でいきいきとした子ども

  • 健康や安全に気をくばることができる
  • 体力づくりに関心・意欲をもち、進んで強い体をつくる
  • 異学年の友達とも運動の喜びや楽しさを味わうことができる