ディスカバリー北海道コースは予定どおりの見学を終え、全員無事に洞爺湖万世閣に到着いたしました。現地からの報告です。

ディスカバリー北海道コースのサブタイトルは「ボルケーノ」、学習のねらいは次のとおりです。

  • 有珠山と昭和新山の噴火、そして被災の歴史や被害について学ぶ。
  • 北海道先住民のアイヌの歴史とその文化を学ぶ。
  • 赤十字社の血液工場の見学を通し、医学の力について学ぶ。

 

7月22日朝、京都駅に集合し、出発式を行いました。7:00には保護者の方々に見送られて、大阪国際空港(伊丹空港)に向けてバスで出発しました。

京都を出る時、気温は29度ありましたが、千歳に着くと19度しかありません。おまけにあいにくの雨でした。
空港からまっすぐ向かったノーザンホースパークでは、夏空のもと、広大な敷地で北海道らしさを満喫するはずだったのですが、残念です。
昼食はパークのレストランでのボリュームたっぷりのジンギスカンバーベキューです。北海道ならではのラム肉をおいしくいただきました。

 
 

日本赤十字血漿分画センターでは、医学博士の先生からのお話のあと、二手に分かれて工場の中を見学させていただきました。

 
 

その後はまた全員で集まり、臨床技師の先生が血液の実験を見せてくださいました。なんと、目の前で採った血を使っての実験で、子ども達も身を乗り出してその様子を見守りました。
血液を成分ごとに分離したり、このセンターで作られている薬の効果も一目瞭然でわかるという実験も見せていただきました。

ほぼ予定通り、ホテルに到着しました。ごあいさつをして入館しました。

おいしい夕食を感謝していただきました。

 

食後には、地元の方にお話をうかがう学習会の時間を持ちました。講師の先生は、2000年の有珠山噴火の被災体験を持つ方です。

今月初めの洞爺湖サミットで世界的に有名になったこの洞爺湖町ですが、8年前は噴火でニュースになりました。その時の、避難生活の様子を先生からお話していただきました。皆、真剣に耳を傾け、メモを取りました。実体験をうかがうことで、あすの有珠山と昭和新山の見学が子ども達にとってもさらに充実したものになることでしょう。 

 
 

大変な被災体験について子ども達にお話しくださった高山様に感謝申し上げます。