10月6日(金) 十五夜
登録日:2017年10月 6日/更新日:2017年10月 6日
「十五夜」とは9月15日前後に訪れる満月の日のことです。秋の真ん中という意味で「中秋の名月」ともいいます。「名月」と呼ばれている訳はこの時期は空気が澄んでいて月の位置が高く、月がはっきり見えやすいからと言われています。
旧暦と新暦ではズレが生じるため、今年の十五夜は10月4日でした。
給食では「十五夜デザート」として十五夜のイラストが描かれているゼリーと、月をイメージする目玉焼きののったロコモコを出しました。
元々「十五夜」は農耕を行っていた農家の人々が月の満ち欠けを頼りにしていたので収穫への感謝、豊作の祈りをするお祭りとして広まり、稲穂に似たスズキは月の神様をお招きする「依り代」として飾られ、悪霊や災いなどから収穫物を守り、翌年の豊作を願う魔除けとしての意味も込められていたそうです。
「月見だんご」はその名の通り、月を表していると言われますが、昔は秋の収穫物である芋類や豆類をお供えしていたそうで里芋を月に見たてて「芋名月」と呼ぶ地方もあるそうです。今ではお米で作ったお団子が有名ですが、どちらにせよ、お供え物を体に取り入れることで、健康や幸せを得ることができる感謝の表れとされています。
今では、そんな風習も薄れてきていますが、今月6日は満月です。少し外に出て空を眺めながら、お団子をお供に食べ物への感謝など話してみたり...。日本版のハロウィンを楽しんでみるのも素敵ですね。
ちなみに月の中のうさぎですが諸説あり、とても深いお話もありました。ぜひお家で話題にしてみてください。
給食室 中村 真由子
登録日:2017年10月 6日/更新日:2017年10月 6日