今週のノートルダム(5/4- ) vol.1「ネパールからの便り・日本からの祈り」
登録日:2015年5月 8日/更新日:2015年5月 9日
本校とつながりの深いネパールが大地震で被災し、子ども達が行った募金活動について以前お知らせしました。
ネパールのノートルダム校で今年度働いている本校教諭からメールが届きましたので、皆様にもご紹介します。
ノートルダム校があるバンディプールからセトグラスという街に向かう地域で大きな被害が出ています。 翌日は、セトグラスにて衣服の支給を行いました。セトグラスに向かう前に昨日の様子を尋ねると、敷いていた藁や絨毯が濡れてしまったということで、それらが干されていました。また、ヒョウや大雨から逃れるため、みなさん、被害の少ない家屋に逃げ込んだということでした。 セトグラスでは、子どもから大人まで、Tシャツやズボンなどをお渡ししました。それらの品は過去に日本から送られてきていたものです。2つのダンボール箱いっぱいに詰められたものでしたが、40分ほどで配りきってしまいました。 被害を受けた一帯は、もちろん重機などあるわけはなく、手作業で瓦礫などを取り除いています。 中藪 大意樹
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私達は自分にできることとして、ネパールに思いを寄せて祈りをささげています。
4月30日、朝のテレビ放送で、ネパールのノートルダム校のことや今の様子について聞き、祈りをささげました。
ネパールを訪ねたことのある教員は子ども達にネパールがどんなところかを自らの言葉で伝えています。また子ども達はネパールに行ったことのある教員に取材したり、家で調べたりした自学習の内容をまとめて、掲示板にはり出しています。
本校では毎月、月初めの1日を"ネパールデー"として、ネパールを思い起こしてきました。5月1日はテレビ放送を通じて、5月の月の言葉「親切」についての話を聞き、ネパールの人々を思い、祈りました。
5月7日に行われた聖母月の集い・ミサでも、特にネパールに心を寄せ、祈りをささげました。
そして、ノートルダムの創立者マザーテレジア・ゲルハルディンガーの記念日である5月9日に先がけて、前日の5月8日の朝のテレビ放送で、世界に広がるノートルダムについて話を聞きました。ネパールのノートルダム校の現在の様子として、上記のメールや写真も紹介されました。
180年以上前にマザーテレジア・ゲルハルディンガーが始めたノートルダム教育が世界に広がり、日本にも種がまかれました。日本からネパールへシスターが遣わされ、教育での支援が始まって30年になります。遠く離れた日本から、全校で心をひとつにしてネパールの人々を思い、祈りをささげました。
私達の励ましの思いが、困難の中にある人々に届きますように。
登録日:2015年5月 8日/更新日:2015年5月 9日